67camper's Blog

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マイルスの影武者、ジョニー・コールズ

2008-03-27 00:04:27 | jazz & vocal
The Warm Sound/Johnny Coles
(Epic ECPZ10 jp.reissue)


 やはりエピック、さすが気の効いたいいアルバムが多いですよね。本日、アップのジョニー・コールズを含め、渋めの好アルバムが目白押しのレーベルです。インストでは既にアップしているフラーフィル・ウッズをはじめレイ・ブライアント、デイブ・ベイリー、ハーマン・フォスター(手に入らない!!)、チャーリー・ラウズ、デイブ・グルーシンなど・・・これにベティ・カーター、トニパキ、バディ・グレコなどボーカルも加えるとそのラインナップは野球で言うと1・2番、6番的な性格の好アルバムが多いですよね。本日の"The Warm Sound"もマイルスのギル・エアヴァンスとの共演盤で影武者的役割を果たしたコールズの初リーダー盤、ワンホーン、溌剌としたDrewの参加など実に聞き所が多い仕上がりです。本日はこのThe Warm Sound"をアップしますね。

 メンバーはJohnny Coles(tp), Kenny Drew(p), Peck Morrison(b), Charlie Persip(ds)からなるカルテットです。なんと言ってもDrewの参加が目をひきますよね。収録曲もA面、B面各3曲という構成でその6曲中3曲にRandy Westonの曲が採用されているところが面白いですよね。A-1の"Room 3"はブルース、続くA-2の"Where"とB-2の"Pretty Strange"はともにWestonの曲でコールズのバラードへの卓越したアプローチ、ロングトーンのきれいさは抜きん出ています。もう一曲のWestonの曲ハイフライ”や"Come Rain Or Come Shine"や“If I should Lose You"で暖かみのあるメロディックなソロを披露してくれています。

 所有盤はEpicの国内再発廉価盤です。マイルスからの影響も見逃せない暖かみのある歌心あふれるソロは要注目ですよね。