April In Paris/Count Basie
(Verve MGV8012, jp reissue)
(Verve MGV8012, jp reissue)
4月というのは、本邦ではフレッシュマンが多くなり新天地、新体制が始まる我が国では特別な月です。桜にちなんだ曲なんかもたくさん作られているし、歌曲も豊富です。欧米では4月というのはどうなんでしょう?日本ほどではないと思うのですが、やっぱり4月にちなんだ曲って言うのがありますよね。アコギでSimon&GarfunkelをDIGしていた中学校時代に熱中した"April Come She Will(四月になれば彼女は)"は個人的にはとても好きな曲ですね。一方、ジャズでは4月と言えば"I'll Remenber April"と"April In Paris"の2曲がおそらく4月を代表する曲でしょうね?いずれも名演揃いですが、今日は個人的に大好きなベイシーのパリの4月をアップします。
そうです。例のサド・ジョーンズが"Pop Goes The Weasel"の一節を入れてソロを取り、「ワンモータイム」が連呼され繰り返されるというオルガニストWild Bill Davisのendingの編曲が超有名なバージョンですね。何回聴いても、楽しく元気になれる演奏でA面1曲目にふさわしい演奏です。この"April In Paris"とB-1のFrank Fosterの"Shiny Stockings"はこのアルバムを代表する好演だと思います。他にも、A-2Freddie Greeneの"Corner Pocket", B-3のJoe Newmanの"Midgets"等このバンドの有名曲収録がうれしいですね。ベイシーバンドのゆったりとしたスウィング感、いつ聴いても最高です。また、御大自身のピアノがfeatureされるA-4"Sweety Cakes"とエリントンの曲ですが美しいアンサンブルとニューマンのソロがいい"What Am I Here For"も個人的に愛聴しています。メンバーはWendell Culley, Reunald Jones, Thad Jones(tp), Joe Newman, Quincy jones(tp, arr), Henry Coker, Bill Hughes, Benny Powell(tb), Bill Graham(as), Marshall Royal(as, cl), Frank Wess(ts, fl, arr), Frank Foster(ts, arr), Charlie Fowlkes(bs), Count Basie(p), Freddie Green(g, arr), Eddie Jones(b), Sonny Payne(ds), Wild Bill Davis, Ernie Wilkins(arr)とスターぞろいですね。
所有盤はSJゴールドディスクにもセレクトされたポリードールの再発盤です。やっぱり四月はこれですね!