67camper's Blog

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クラブで活躍した趣味のいい白人ピアノ

2008-04-10 23:20:34 | jazz & vocal
Soulrero/The Eddie Higgins Trio
(Atlantic SD1446)


 白人の小粋なピアノと言うのもいいものですね。ビル・エヴァンスのようにジャズの歴史に残るようなピアニストでなくても、こういったリラックスした趣味のよいピアノも大好きです。エディ・ヒギンズもそんなピアニストの一人だと思います。マサチューセッツの出身ですが“ロンドンハウス”等シカゴのクラブで活躍した名手ですよね。58年のレプリカ盤、60年のVeeJay盤が有名かも知れませんが、本日は65年のアトランティック盤をアップしますね。この女性のアップのカバーが印象に残っている方も多いのではないでしょうか?

 メンバーはEddie Higgins(p), Richard Evans(b), Marshall Thompson(ds)です。趣味のよいファンキーさの中でトリオのインタープレイが見事なA-1"Tango Africaine"で幕をあけます。続く、ゆっくり始まり途中からスィンギーになる"Love Letters"もいいですね。"Shelley's World"はヒギンズの愛娘のためにかかれたリリカルなワルツタイムナンバーで個人的にも大好きなチューンです。A面最後のタイトルチューン"Soulero"はソウルフルな熱い演奏ですよね。B面ではB-2の"Django"では、ヒギンズの荘厳なイントロから、リリカルでピア二スティックな魅力あふれるソロが素晴らしい仕上がりでアルバムの白眉と言えるのではないでしょうか。

 所有盤はatlanticのステレオ盤でグリーン/オレンジラベルです。黒髪の女性のアップを捉えたコーティングがきいたカバーが印象的ですね。