67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

こういうボーカル盤があるからやめられない!

2008-04-16 00:51:17 | jazz & vocal
Thrill To The Fabulous/Carol Bruce
(Tops L1574)


 Topsというレーベルも何枚か所有していますが、ときにインストもの、ボーカルものともになかなか味のあるアルバム作りをするレーベルですね。このレーベルのボーカル盤でもJune HuttonやLillian Rothとならんで好アルバムとして有名なものがこのCarol Bruceの一枚ですね。本日はおそらく彼女の唯一のリーダーアルバムと思われるこのアルバムをアップしてみます。

 ジャズ批評78の女性シンガー大百科vol.2で“浜美枝”風と言われた美人シンガーですが、からっとしたスウィンギーなタッチのボーカルが気持ちがいいですね。バックをつとめるTony MottolaのギターとBuddy Weedのピアノを加えた伴奏陣のジャジーなバッキングも二重丸でボーカルファンにはおなじみのアルバムです。針を落とすといきなりA-1の"Blue Skies"から彼女の甘さを配した正確なディクションに「うーん 。なかなかいいじゃん!」となること受けあいです。続く"Blue Prelude", "I Get The Blues When It Rains"そして"Carol's Blues", B面に入っても冒頭の“St. Louis Blues", "Calypso Blues", "Blue & Brokenhearted" とやたら"Blue"とか"Blues"というタイトルが多いことに気づきます。おそらく綴りは違いますがなまえの"Bruce"に引っ掛けたものというのは想像に難くないですよね。A面では"Carol's Blues", B面では"Blue & Brokenhearted"が伴奏も含め白眉の出来ですね。

 所有盤はTopsのオリジナルモノラル盤です。こんないいアルバムがありながら、一枚しかリリースされなかったのが不思議でなりません。バックのジャジーな動きも文句なしでしょね。

VWタイプ1のdimmer switchの変遷

2008-04-16 00:45:29 | Volkswagen

 現代の車ではヘッドライトのhigh/lowの切り替えは、皆さん疑うことなくウィンカーレバーを手前に引くことによっておこなていると思います。highにしたときには速度計の中にblueのインジケーターが点灯しますよね。自分の66bugではウィンカーのレバーのダッシュ側にディマースウィッチがありこれを押すことでレバーの操作なくhigh/low切り替えが可能であることを、先日のログ「新発見!66bugのハイビームスィッチ」で出したところ思わぬ反響があったので整理してみます。皆さんwんカーレバーを手前に引く操作でこのボタンを押している訳で、手前に引く操作でも切り替わりますので、このスウィッチの存在には以外と気づいてないのだと思います。

 先日のログのコメントへの質問は、54だったか55だったかオーバルのりのKAZUさんと69タイプ1のn.itouさんからでした。The Sambaのアメリカのオーナーズマニュアルを調べた結果を記載しておきます。



 オーバル時代(この前は知りませんが)から65年式までが一貫して足踏み式のdimmer switch(矢印)です。上の画像は65のマニュアルです。



 66になって、初めてdimmer switchはこのウィンカーレバーにボタンスウィッチとして搭載されます。67もこの形式で66と67だけにこのスウィッチがあるのです。トップ画像が66のマニュアルの記載、すく上が67マニュアルです。



 そして68からは、現代車と同じ構造になりレバーを手前に引くことによりhigh/lowの切り替えが行われるようになった訳です。68のマニュアルの記載で初めて"pull"という言葉がでてきます。一方、66、67マニュアルでは"with the button"という記載であり"pull"とは一言も書かれていないのです。 上が68マニュアルです。

 すなわち、このことは66、67が大きな変化を来した年式であり、旧態依然とした65までと一線を画した年式であったことを証明する一つの証拠と言えるのかも知れません。