67camper's Blog

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KENTの古いパッケージが印象的だ!

2008-04-09 22:58:59 | jazz & vocal
The Ruby Braff Marshall Brown Sextet
(United Artists UAL4093)


 コントロールの利いた中間派グループの演奏は派手さはないですがBGM的に聴くにはもってこいの演奏が比較的多いように思います。トランぺッターのルビー・ブラフはおなじみのプレイヤーですが、本日のアルバムの双頭コンボの片割れ、マーシャル・ブラウンについては自分も全く知識がないのですが、ここに集う方々にはひょっとして『知ってるぞ~』なんて方もおられるかもしれませんね。楽器はヴァルブトロンボーンでアレンジャー、コンポーザーとして活躍した白人です。1920年マサチューセッツの生まれと言いますから、7才年下のブラフとは同郷ですね。60年代初頭に2人を中心に中間派系のグループを作っていたようですね。本日はSJ社の新・世界ジャズ人名事典にもブラウンの代表作として記載されているUA盤をアップいたします。

 メンバーはRuby Braff(tp, vo), Marshall Brown(vtb), Tommy Newsom(ts), Howard Collins(g), Don Kenney(b), Buzzy Drootin(ds)のセクステットです。ブラフ以外はほぼ無名に近いでしょうが、リラックスした趣味のよいメンバーによって奏でられるスタンダード集的アルバムで捨てがたい魅力がありますね。ブラウンのオリジナル"Cinnamon Kisses"以外は全て有名なスタンダードというのがうれしい限りですね。"Just In Time", "In a Sentimental Mood", "Like Someone In Love", "Crazy Rhythm", "I Got It Bad"(以上A面)、"Love Is Just Around The Corner", "You Are Lucky To Me", "I'm Beginning To See The Light", "Easy Living", "I Let A Song Go Out Of My Heart", "Sweet Georgia Brown"(以上B面)といウスタンダード集です。"Like Someone In Love", "I Got It Bad"ではブラフの渋いVocalまで聴けてしまうサービスぶりです。

 所有盤はUAのモノラル盤で、古いパッケージのKENTをテーブルにおいてレコードを聴いているモノクロ写真が使われていますが粋でいいですね。ノスタルジーを感じられる好アルバムと思います。