67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

とべ動物園とJ2観戦

2006-10-15 05:56:21 | Weblog
 10月に入り,この週末、久々のオフがやって来た。9月末から連続休みなし。一人体制の忙しさと気楽さに初オフの予定すら立っていませんでした。66bugは入院中だし,”今日は一日ゴロゴロするか”なんて考えてると、朝から次男坊のKちゃんが“パパ,とべ動物園に行こう!”と言います。”予定もないし,家族サービスか”と考え重い腰を上げることに・・・



でもって、キャンパーを駆使して10時30分に自宅出発。route33を一路愛媛に。"とべ動物園”は高知から入ると三坂峠をおりきったところの山の中にあります。四国では有名な動物園です。長男のTはもう何度目でしょう?昨年秋以来で前回はトラ小屋の中に入れてもらってエサやりを見せてもらいましたね。今回は言い出しっぺのKちゃんと末っ子Uちゃんレッサーパンダが見たいと言う事で行きました。(画像は帰りです。)

 

 ここでは何と行っても有名なのは北極グマの“ピース”です。飼育係のかたが生まれた時から自宅で育てたピース君,その成長記録はNHKでも紹介され有名ですよね。今はもう大きくなっちゃったけど、飼育係さんの自宅にいたころはぬいぐるみのようでしたよね!園内ではこんな撮影もできますよ。



 さて今日の目玉!動物園の入り口で,なんだかパンフを渡されたので見てみると,”今日14:00からJ2の試合がある”とのこと。愛媛FC/ベガルタ仙台のカードです。子供たちも初めてのサッカー観戦でぜひ観たいと言うので、サッカー好きの自分は内心ニヤニヤしながら動物園も早々に切り上げ,隣接するスタジアムへ。気がつけば今日の子供たち,全員オレンジのスウェットシャツです。これでにわかサポーターの完成です。画像左が愛媛FCでみかんのオレンジがチームカラーです。当然,知ってる選手はいないのですが改装された愛媛スタジアム(本当にこんな名前か?)は芝生もきれいで気持ちが良かったです。思えば、Jリーグ発足初年、女房とここに来て鹿島/広島のカードでジーコ,アルシンド,高木選手のプレーを観ました。その時は,超満員でしたが、スタジアムはボロボロだったなぁ・・・。J2は空いててのんびりムード。でも、あれから12-3年になると思いますがサポーターも慣れて来て応援のしかたなんかはヨーロッパ的で臨場感は最高です。



 ゲームは残念ながら,地元愛媛FCが1-2で負けましたが,女房も子供たちも満足したようです。秋のぽかぽかした陽気の中でのサッカー観戦,こんな休日もいいですね!

パリの秋でしょうか?

2006-10-15 04:46:43 | jazz & vocal
Memories Of Paris.../Paul Smith
(MGM SE4057)


 大好きなカバーです。撮影はRichard Heimann。イメージ的に、落葉した街路樹,服装から判断するとまじかに冬を控えたパリの街角という感じでしょうか?自分はパリを訪れた事がありませんが,パリと言う街への想像力をかき立ててくれる素晴らしいカバーです。主役はポール・スミスのピアノです。彼はエラの伴奏を長らくつとめ,むしろ自身のアルバムよりも"Ella In Berlin"などの一連の歌伴アルバムでその名を知られているのかもしれません。

 このアルバムは,パリジャンも好きであろうと思われるアメリカンスタンダードをポール・スミスが、自身のトリオ、曲によってはバンド,ストリングスを従えて表現したモノで、ストレートアヘッドなジャズではありません。自分はもっぱらBGM的に聴いています。曲に関しては,パリに因んだ曲は"I Love Paris"のみ。他は"Angel Eyes", "Lover Come Back To Me", "It Might As Well Be Spring", "Love For Sale", Night And Dayなどのアメリカンスタンダードが中心でBGMにはうってつけと思います。決して,有名盤ではないですしカバーをみて想像力をかき立ててもらえれば”それでよし”です。(内容が素晴らしければ,このカバーなら彼の代表作になった筈!)

 MGMのステレオ盤です。ジャケ買いの極めつけですね(笑)!!!

ドン・ランディもいいよねぇ!

2006-10-14 01:08:40 | jazz & vocal
Last Night/Don Randi
(Verve V6-8254)


 のちにフュージョン界でも活躍するドン・ランディのジャズ的なアルバムは,パシフィックの1枚と,VERVEの2枚のトリオアルバムです。スタイル的には,アンドレ・プレヴィンやオスカー・ピーターソン的にも聴こえるテクニカルにも大変優れたピアニストであると思います。  

 本日,アップの"Last Night"はverveの2作目,Norm Mckay(b), Eddie Burn(ds)を従えたレギュラートリオによるSunset Blvd.のカクテルバー”Sherry's"でのライブパフォーマンスを収録したモノです。Verve1作目の吉祥寺のオヤジが絶賛するWaltzing Matildaを含む"Where Do We Go From Here?" からやって来たのがこの2作目なのです。ランディのピアニスティックな魅力はライブと言うよりリラックスされた形で表現されていますし、1作目に比べオリジナルを多く配して,彼のcomposerとしてのタレントにもスポットが当てられています。選曲の渋さも相変わらずで,Jewish originalの"Raisins & Almonds"やMJQ で知られる"God Bless Ye Merry, Gentleman"のマイナーテーマはとても印象的です。スタンダードからは"Softly As In A Morning Sunrise", "Honeysuckle Rose", "Makin' Whoopee”が演奏されます。彼はタヒチ出身の女性と結婚していたようですがオリジナルの"Tahitian Lullaby"もテーマの美しさが光る佳曲と思います。ランディの実力を示した好盤と言えるのではないでしょうか?

 VerveのMGM,T字のセンターレーベル,ステレオ盤です。

Lionel Hamptonのブリーフ・ボーカル

2006-10-13 05:56:42 | jazz & vocal
The High And The Mighty/Lionel Hampton Quintet
(Verve MGV-8228)


 1957年ナット・ヘントフはライオネル・ハンプトンと言うアーチストについて、ジャズミュージシャンを集めたサマースクールでその印象を尋ねた事があるらしいのですが,そのときに聴かれた印象は”Vitality"と"Time"という言葉に集約されていたという論評を読んだ事があります。確かに言い得て妙と言う感じで,彼のプレイを聴くと,そのタイム感覚、スウィング感、次から次へと勢力的にアルバムを制作していく姿勢など何となくそう言った感じは伝わってきます。

 このセッションもそんな感じを充分に味わえるアルバムの仕上がりです。メンバーは当時のOPのトリオ(OP, Ray Brown, Herb Ellis)にバディ・リッチと御大ハンプトンからなるクインテットです。このメンバーで悪い訳がないですよね。A-1のタイトル曲はハンプトン-OP-ブラウンのトリオ演奏で他はこの5重奏団からなります。A-2の"Sweethearts On Paradise"ではハンプトンの短いですが粋なボーカルも聴くことができますよ。Aラスの"But Beautiful", B-1の"Love Is Here To Stay"のバラードでのリラックスしたプレイも良いですが,B-2の"It's Only a Paper Moon"の十八番の唸りをいれたバイブソロはいつ聴いても気持ちがいいですね。同じようなテンポでダイナミックに弾くOPのピアノも素晴らしく,Bラスの"Date with Oscar"とともに強烈なスィング感が味わえます。

 アルプスでしょうかそれともヒマラヤ?、美しい雪山の写真を使ったカバーも印象的で,当時の登山スタイルが垣間見えます。Verveのクレフシリーズ,トランペッターロゴのモノラル盤です。ハンプトン,やっぱりいいや!

超幻だったJRのStudio4盤

2006-10-12 03:12:02 | jazz & vocal
In Action/J.R. Monterose plus The Joe Abodeely Trio
(Studio4 TFJL-38005 jp reissue)


 JR Monteroseは以前は過小評価の代表的ミュージシャンであったといえますが、ブルーノート盤を始め,マイナーレーベルであるJARO盤(ザナドゥ盤),そしてこのStudio4盤の再発盤がリリースされる事になり、もはやアンダーレイテッドと言う言葉は過去のモノとなり、熱心なジャズファンの中には彼の支持者はむしろ多いのではないかと想像します。BN, JARO, Studio4以外では、彼はサイドメンとしてプレーしている直立猿人やドーハムのジャズ・プロフェッツでの演奏が知られていますよね。独特の乾いた男性的音色のテナーは彼の個性であり、ミンガスをディグしていない自分にとってもドーハムとの共演盤は古くから愛聴盤でした。

 さて,本日アップのアルバムはアイオワ州のテンダー・トラップ・クラブという地方のクラブのレギュラートリオを従えてイリノイ州ロックアイランドのStudio4 Recordsに64年にスタジオ録音されたアルバムです。再発盤が出るまでは、このプライベート色もあり、とにかく超幻の部類のアルバムであった訳ですが、JRの魅力が充分に発揮されており共演のJoe Abodeely trioの演奏の素晴らしさもあり、JRを聴くにはマストアイテムとも言えるアルバムと思います。AB面,各3曲ずつで中にA面は"I should Care", B面は"Lover Man"をはさみ前後をJRのオリジナル曲で固める構成です。2曲のスタンダードのバラード演奏もさることながら,オリジナル曲でのJRのハードなソロ,スウィンギーなプレイも捨て難い!ピアノのDale Oehlerのピアノも無名プレーヤーとは思えない好演に思えてしまいます。

 当然の国内盤再発ですが、良いアルバムです。ほんと!

悲運のアルト、ソニークリス

2006-10-11 05:09:22 | jazz & vocal
Rockin' In Rhythm/Sonny Criss
(Prestige 7610)
 

 久々にソニー・クリスを聴いてみましょう。彼のジャズシーンへの関わりは1940年代後半にはじまり,来日直前に自殺するまで,非常に断片的で現れては消えの繰り返しです。こう言うアーチストも珍しいですよね。本格的にジャズレコードシーンに登場したのは1955年バディ・リッチグループに参加してからであり、この年代にインペリアルに3部作を発表,さらにマイナーレーベルのピーコックに吹き込みこれらはコレクターズアイテムとして有名ですよね。その後はプレステッジに数枚を録音し,精神病で活動を中断しますが,晩年にはザナドゥで奇跡的とも思える復活を果たします。最初から,演奏スタイルは全く変わらない,朗々と吹ききるそのアルトスタイルはブルース,バラード,60年代以降のポップチューンとどんなスタイルの曲でも一貫しており、本邦でも人気が高いアルトプレーヤーですよね。

 今日アップするのは、プレステッジの6枚目にあたるアルバムです。1969年の録音で、メンバーはフィラデルフィア出身のピアニスト、エディ・グリーン、ベースにボブ・クランショウ,ドラムにアラン・ドーソンの4重奏団です。アルバムを聴いてみると、曲によってグリーンはエレピ,クランショウもエレキベースを駆使しているように思います。69年という年代を反映していますよね。選曲にもそれが現れ、ビートルズのエリナー・リグビーもA-1で取り上げられています。A-2のハロルド・アーレンの"When the Sun Comes"の彼らしいアルト的サブトーンを駆使した歌心あふれるバラードプレイが聞き物です。B面では,B-2の"Misty Roses"のプレイが好きです。この曲はドン・シュリッテンの娘Tianaのsuggestionで取り上げる事になったTim Hardinの曲ですが,ソニーのナチュラルな演奏は彼のオリジナルかと思わせるようなハマリのプレイと思います。

 プレステッジのソニーのアルバムでは"Up Up & Away"が何と言っても有名でしょうが、この盤も個人的には捨て難い好盤と思います。ブルーレベル、シルバートライデントです。

絶頂期のシルバー5重奏団のスタジオ録音

2006-10-10 04:22:43 | jazz & vocal
Horace-Scope/The Horace Silver Quintet
(Blue Note BST84042)


 ブルーノートレーベルを代表するピアノは誰かと言えば,やはりこの人、ホレス・シルバーをおいてないでしょう。1500番以降,最もリーダー作を作るチャンスが与えられたのはこのシルバーとオルガンのジミー・スミスだろうと思います。古くはJMのアルバムから、サイケおやじさんのいう”人民連合3部作”などという理解に苦しむ晩年のアルバムまでBNの初期から最後まで看板アーチストであった事が容易に理解できます。

 本日,アップの4042番は同じメンバーの熱狂のライブ盤"Doin' The Things"と同じメンバーでスタジオ録音されたアルバムです。フロントはいつものミッチェル、クックでベースにEugene Taylor, ドラムにRoy Brooksという5重奏団です。何と言ってもB面ラストに収録の佳曲,"Nica's Dream"で人気のあるアルバムだろうと推測いたします。でもそれだけではありません。A-1の"Strollin'"の素晴らしいクックのテナーソロやA-4のタイトル曲やB-1の"Yeah!"など"The Horace Silver Trio with Art Blakey"での再演曲も聴き応え充分です。全編を通じて,シルバーのパーカッシブなピアノソロを聴く事ができます。また彼のコンポーザーとしてのタレントは皆さんご存知のとおりですよね。

 これも初期に新潟/石丸電気で新品で購入したアルバムです。もう30年近くにもなりますが、当時の新品BN盤は多くはソリッドブルーレーベルで黒い♪があしらわれたちょっと残念なレーベルデザインでした。強烈なコンピングでソロイストを煽るシルバーの手を用い、各指に5重奏団のメンバーの名前をあしらったカバーデザインとその色彩感覚には脱帽です。

“手探り灰皿”を解消!

2006-10-09 21:48:56 | Volkswagen
 夜間走行中に“タバコを吸いたい”と思ったときや,ナビを付けてない自分のVWで地図を確認するときのちょっとした灯りが欲しいときに役立つスグレモノを遂に発見、699円と安かったのでGETし取り付けました。

 なかなかいい感じ。結構明るいし,アンコウの提灯のようなかんじでシャフトはフレキシブルだし”これはいいや”と言う事で手に入れました。元々はスポーツオーソリティ製のLED Reading Lightというキャンプサイトでの読書灯です。ボタン一つで点灯可能。クリップ式でうちのキャンパーではコンパスのステーに挟んで使っています

 ところでこの写真。ケイタイのカメラで撮影しアップした初めての画像です。夜に弱いケイタイカメラですがそこそこに写ってます。ブログにも耐えうる画像が何とか撮れますね。ケイタイも進歩したモノです。す・ば・ら・し・い!

A Tribute to Frank Sinatra by OP

2006-10-09 00:09:06 | jazz & vocal
A Jazz Portrait Of Frank Sinatra/Oscar Peterson
(Verve V6-8334)
 

 先日、ジョニー・グリフィンによるビリー・ホリデーの追悼アルバムをアップしましたが、今日は同様な企画でオスカー・ピーターソンのシナトラに捧げたアルバムをアップしようと思います。といってもこの時点でシナトラは健在であり、追悼ではなかった筈です。ピーターソンはシナトラの1ファンであり、シナトラの歌唱にはいつもドキドキさせられ、その歌唱とともに流れていくテイストには特別に敬意を払っていたと自身によるライナーノートに記載してあります。これもOPそのものがピアニストでありながらヴォーカリストでもある事に少なからず関係があると思われます。彼の有名なボーカルアルバムの”ロマンス”やナットキングコールへの追悼盤ではOPの見事なボーカルを耳にする事が出来ますよね。  

 このアルバムの主旨はシナトラの愛唱曲に対するOPのジャズ的解釈を示すことでトリビュートするという事であろうと思います。自分自身,シナトラにそれほど詳しい訳ではないですが、A面の"You Make Me Feel So Young", "Come Dance with Me"そして"Witchcraft"や, B面の"Just In Time", "I Get A kick Out Of You", "All Of Me", ラストの"How About You"までブラウン,シグペンとのレギュラートリオによる小気味よいスウィンギーな快演を聴かせてくれます。MPS前のピーターソンの好調さを示したアルバムで彼の愛聴盤の一つです。  

 Merle ShoreのB&Wを基調にしたカバーも秀逸で,Sinatraの名前のみがローズカラーで彩られています。MGM、T字のセンターレーベル、ステレオ盤です。

ソニー・スティットのボーカルはどうですか?

2006-10-08 04:19:50 | jazz & vocal
Sonny Stitt Swings The Most/Sonny Stitt
(Verve V-8380)
 

 Sonnyはアルトサックスを手にすると、そのphrasingからパーカーの模倣者のように言われがちですが、”♪チャラチャラチャラチャラリ♪”のphraseを聴くとそれだけでスティットとおもわせるだけの立派な個性を持ったアーチストであり、自分は結構好んで聴くサックスプレーヤーです。本アルバムのライナーによるとスティットはパーカーを多いに賞賛しているようですが、彼の唯一のfavoriteではなくホッジス、カーター、ホーキンス、レスター、ドン・バイアスをfavoriteとして挙げていると記載されています。  

 さて、本日アップのアルバムは、ソニーがウエストコーストを代表するリズムセクションと共演したアルバムです。ピアノにルー・レヴィー、ベースはリロイ・ビネガー、ドラムはメル・ルイスと言う実に通好みのトリオですね。A-1の"Lonesome Road"はいきなりのアルトのブローイングが聴かれます。A-3の"That's The Way To Be"では、おそらく初の声でのレコーディングです。ボーカルからいきなりアルトを吹き出す語り口が結構新鮮です。B-2の"Blue Sunday"は彼本来のブルースフィーリングあふれるテナーが聴けますしなかなかの好アルバムに仕上がっていると思います。いつものように、アルト、テナーを操るスティットのスタイルはどのアルバムも変わりませんね。リロイのWalking Bassも健在です。  

 Merle Shoreによるタイポグラフィの妙味を感じさせる秀逸カバーも好きですね。あまり話題にのぼるアルバムではないですが、スティットのボーカルが聴ける数少ない盤として貴重ですね。