何はともあれ、問題を検討する際に、原則をきちんと確認・認定する癖をつけておきましょう。原則をすっとばしていきなり例外の話に飛びついているようではいつまでたっても合格できません。
特に民事系に顕著ですが、原則通りで行くと明らかに変である、だから例外が認められないか、修正できないか、というパターンで問題はなりたっています。大体、原則が何かも示さないで例外もあったもんじゃありませんし、原則通りで問題なければ尚更論じるまでもありません。原則の指摘をできるということは、事案の問題提起にも繋がることを意味するので、答案上の「流れ」も生み出します。
そして原則を確認するということは、条文や制度趣旨を意識することになるので、論点知っているから書いてみました!的な答案に比べて、尚更骨太な答案になるわけです。