本試験が終わって間もないですが、短答の自己採点をして、既に来年に向けて動き出している人も出てくる時期。精神的には「やっと終わったばかりなのに・・・」というのが本音でしょうが、皆さん頑張っています。本試験に向けて勉強をしてきた現状レベルを利用して、一気に弱点補強をするというのは、今の時期しかできません。ここで力を落とすのは非常にもったいないのです。来季逆転するためには、この夏の前半の過ごし方が勝負だと思って自分自身を鼓舞してください。
短答をクリアーできないデメリットは「採点してもらえない」という点につきます。来年に向けての指針として採点結果は大きいので確かに痛い。そこで、まず今のうちに丁寧な再現答案を作成しましょう。記憶が鮮明なうち忠実な再現をしましょう。秋以降出てくる、合格答案・不合格答案などと比較対照して、ある程度の分析ができるようにするためです。これは重要な作業です。
あと、本試験中、「悩んだこと、苦労したこと、力不足だと感じたこと」など、気がついたことを各試験科目ごとに逐一書き出しておきましょう。「本試験中に困ったこと全て」が来季に向けての改善ポイントになるからです。これも今しかできません。
今年受けたことを無意味なものにするか、それとも来年に向けて意味のあるものにするか、その人次第です。辛いと思います。しかしやるしかありません。