黒猫 とのべい の冒険

身近な出来事や感じたことを登載してみました。

いよいよ雪

2022年11月30日 17時51分46秒 | ファンタジー
今朝、この冬初めて5,6センチメートル程度のベタベタ雪が積もった。史上もっとも遅い積雪だとか。夕方になり、濡れた地面に薄っすら氷が張ってきた。気温も今冬最低の零下3度とのこと。昨日の気温は10℃を超えていたのに。今晩から明日にかけて雪が降り続けるらしい。身体が外気の変化についていけない。(2022.11.30)

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プラトーン

2022年11月26日 23時05分24秒 | ファンタジー
(毎日新聞から転載)
 数年前に公開されたポアロが主人公の映画「オリエントエクスプレス」の中に、ウィレム・デフォーの顔を久しぶりに見た。彼と初めて出会ったのはオリバー・ストーン監督脚本の「プラトーン」。コッポラの「地獄の黙示録」以来、米映画が幾度もテーマに取り上げたベトナム戦争ものだ。
「オリエントエクスプレス」の主要メンバーのジョニー・デップも、若かりしころ「プラトーン」に出ていたらしいが、そのことをどういうきっかけで知ったのか思い出せない。最近、こんなことがちょくちょくある。
「プラトーン」の語り部役のチャーリー・シーンはなかなか良かったと思う。彼の父親マーティン・シーンが「黙示録」の撮影現場のフィリピンに息子を連れて行ったことが「プラトーン」出演につながったのかもしれない。
「黙示録」はジャングルの奥に潜む得体のしれないベトコン(南ベトナム兵のこと、差別用語か)に恐れおののく米兵たちを描き、「プラトーン」はそんな戦争を十数年も続けた自国の無残な姿を暴いたのだと思う。プーチンはこれらの映画を観ただろうか。
 ところで、つい最近、ウィレム・デフォーを再び思い出したことを書き留めておきたい。それは、サッカー・ワールドカップのドイツ戦の翌日(24日)のこと、M紙朝刊を広げたときだった。そこには試合後半30分に、日本が同点ゴールをあげた直後の写真がでかでかと掲載されていた。それを見た瞬間、映画のシーンがパッと脳裏に浮かんだ。「プラトーン」の一場面、同じ連隊のトム・ベレンジャーに撃たれたウィレム・デフォーが上半身を起こし両腕を振り上げて、退却する自軍のヘリに向かって叫ぶ印象的な場面だった。ほんとうに思い出せて良かった。(2022.11.26)


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こんなに本を買い込んで

2022年11月13日 22時55分16秒 | ファンタジー
【3万年前のケナガマンモス(復元)】 
 家の書棚を見てふと気がつく。こんなに大量の本に目を通す残年数があるだろうか? あと30年くらいあったらと、はかない望みを抱きつつ、本を手に取れば、たちまちそんな不安は霧のように消えてなくなる。
 昨日、書棚の暗がりで「東アジアの古代文化」(1974年秋号)という雑誌をたまたま手に取った。変色した表紙に、『古代日本の新羅系文化』というサブタイトルがあるではないか! それに惹きつけられて、午前から夜までぶっ通しで読み続けた。鈴木武樹氏、山田秀三氏、古田武彦氏、吉野裕氏らの懐かしい方々に久しぶりに遭遇して自分の年齢を感じたがすぐ打ち消した。
 記事の中には蝦夷に関する無知で差別的なのもあったが、多くは権威的な考えにとらわれない先鋭的な論述だった。
 それにしても、韓半島や日本列島というのは、大陸から見れば、東海上に突き出した緑豊かな砂州みたいなもので、大陸方面から追われる者たちにとって、身を隠すにはもってこいの場所だったろう。列島まで行くには海を渡らなくてはならないが、半島からは対馬海流に身を任せればほぼ確実に到着できる。
 そんなわけで、半島の古い住人である辰韓ヒトや対馬海峡付近を活動拠点としていた弁韓ヒトは、列島先住民の縄文の人々と連携して弥生文化を広める役割を担ったことだろう。彼らこそが倭ヒトの原型と言っていいと思われる。
 北九州や出雲、越などの日本海方面から北関東そして東北までつながる新羅文化や、瀬戸内海から近畿地方に至る北方狩猟民系の高句麗、百済文化の痕跡がはっきり見えてくるのは、ずっと後の時代、弥生の終わりから古墳時代の幕開けのころか。その背後には古代中国帝国の影が見え隠れする。
 こんなふうに考えると、日本古代史を究めるには古代国際関係論を煮つめる以外に有効な手段はないのでは。きっと頭を突っ込むと楽しすぎて抜け出せなくなること間違いなし。(2022.11.13)

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ネコには負ける

2022年11月08日 15時39分27秒 | ファンタジー
 先日、一本釣りのブリをいただいた。最近は北海道の海でも上がっていると聞いていたが、アマチュアの釣り師にまで釣られるとは。ブリの漁獲量がサケをしのぐ日が来るのではと、いらぬ心配をしていた矢先、先月末ころからサケが北海道沿岸にわんさか押し寄せているらしい。
 本州と違い、ここではやはりサケが珍重される。はなもさっと焼いたサケが大好きだ。ところが、いただきもののブリを焼いたら、はなは食う気満々。ためしにそっと差し出してみたら、食器をひっくり返さんばかりに食らいついた。そんなにブリが好きだった? 一本釣りの生きのいいのはやはり美味いらしい。ネコには負ける。(2022.11.8)

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