黒猫 とのべい の冒険

身近な出来事や感じたことを登載してみました。

今週の行き先

2015年04月30日 16時36分24秒 | ファンタジー

クッチャロ湖夕景

 今週、クッチャロ湖の町に行ってきた。その町へ通じる四ルートのうち、山々を巡る険しいルートに迷い込んだ。ちょっと登っただけで、道の傍らにはまだ雪が解け残っていた。雪解け水が作った小さな沼が、汚れた雪の谷間にいくつも点在していた。峠に近づくにつれ、背筋がザワザワしてきた。何かがこっちに向かってくるといった気配がして、思わず車のブレーキを踏んだ。そのとき、目の前を黒い物体がサッと横切った。道路脇には鹿の姿がいくつもあった。数分後、また急ブレーキ。二頭の鹿が、目の前の道路上で交差したのだ。彼らの跳躍力なら狭い道路なんてひと跨ぎだ。
 息切れしながらやっと峠を下り、町の旅館に着いた。部屋の窓からクッチャロ湖が見渡せた。さっきまでの風が止んだのかまったく音がなく、まばらな木々の間からじんわり洩れる夕暮れの薄陽はぜんぜんまぶしくなかった。針葉樹や、若芽をちょっとだけ吹いた白い大きな木、細い木は、まだ黒ずんだ色をしていた。
 翌朝少し早起きして、湖畔に行ってみた。大小様々なハクチョウがいた。黒いのもいたが、どれもこれも岸辺にじっとくっついているだけ。時間が止まったような景色が目の前に広がっていた。この季節、ここではこれといって見るようなものはない。(2015.4.30)

クッチャロ湖のハクチョウ
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育たない人々

2015年04月23日 11時15分14秒 | ファンタジー

 今年の冬の終わりころから、身のまわりが慌ただしすぎて、何だか考えがまとまらないうちに桜が咲き始め、「えっ? 春になってたの?」と、私の赤ら顔も真っ青になった。そろそろ散文的な日常から脱出したいと思っているのだが。
 最近、はるき氏が新聞に思いのたけを載せたとのこと。(私はちらりと聞いただけ)
 彼の話は、書き物と同じで、きれいごとが多い。言い換えると一面的すぎるところが困る。
 たとえば、国が犯した過去の過ちについて、なかなか諸外国に謝罪しようとしない、某国の行政府の長を非難したそうだが、どうも物足りない。
 歴史感覚の欠落した当の政治家は、悪いことをしたとはこれっぽっちも思っていないのだ。そんな者にむりやり謝罪させても意味がない。かえって世論や有名人の言動に負けて、むりやり言わされたと恨みを残すだけ。
 彼のようなお調子者には、初歩的な教育が必要だ。つまり、私たちが子どもたちに期待しているように、自分のやったことから目をそらさない、過ちを犯したときは正直に打ち明ける、という習慣を身につけさせること。もちろん言うまでもないが、大人ができないことを、未熟な者に押しつけてはならない。
 そんなふうに努力を重ねるつもりがあるなら、誰でも寿命が尽きるころまでには、多少、様になっていることだろう。
 はるき氏のような影響力のある人には、これくらい嫌みったらしいことを言ってほしかった。
 ともかく、他国の人々と、自国の歴史について腹を割って語り合うことくらいできない者が、何で政治家やってるの?と、こんなことも、私が言うのじゃなく、はるき氏に語ってほしい。
 これ以上書くと、よっぽどストレスがたまっているなと見破られるので、この辺でやめておく。(2015.4.23)
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最近、訪れた土地

2015年04月07日 08時58分09秒 | ファンタジー
写真だけですが


<後志山>


<日高山脈とカラス>


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