黒猫 とのべい の冒険

身近な出来事や感じたことを登載してみました。

久しぶりの扇風機

2020年08月27日 19時57分54秒 | ファンタジー
寝ているというか、倒れているというか。この数日はちょっとやそっとの暑さではなかった。老体にはキツイ。(2020.8.27)

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ミョウガクイザル

2020年08月23日 17時48分45秒 | ファンタジー
 ミョウガをもらって食すこと3日目、食べすぎると物忘れがひどくなると言われているのに、20年あまり前、知り合いの家で見慣れない動物に出会ってびっくりした記憶がふとよみがえった。
 初めてその家を訪れ、居間の椅子に腰かけたとき、私の足元にジワジワすり寄ってくる、ぬいぐるみのような物体があった。服を着たサルだった。私の方に、薄茶色の大きな頭を突き出してじっとしている。飼い主によると、頭を撫でてほしいのだという。かなり年のいった、おとなしいサルは大のミョウガ好きだった。
 そのサルは東南アジアに生息するカニクイザルといって、日本では輸入禁止の外来種。その家で飼われるようになった経緯は、地元の新聞に写真入りで紹介されたこと以外、すっかり忘れてしまった。
 カニクイと言えば、数万年前、琉球列島にはカニを大量に食した旧石器人がいた。(「南の島のよくカニ食う旧石器人」藤田祐樹)彼らの遺骨はそのカニ殻の堆積した中から見つかった。つまりカニ塚だ。私は、中学生のころ考古学クラブに入っていて、貝塚(千歳市美々貝塚だったと思う。)を見学しに行ったことがある。その場所が海岸から数十キロメートルもの内陸にあることが腑に落ちなくて、そこで見たことは何ひとつ頭に残っていない。
 そのサルに関してもうひとつ思い出したことがある。彼は、自宅の畑で採れるミョウガを食べ続けたのだったが、あるとき肛門から原因不明の出血があった。たまたま飼い主が近所の人からアドバイスを受けて、ミョウガを断ってみた。すると、じきに出血が治まったという。好物には要注意、とくに年取ってからは。(2020.8.23)

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はなも、氷がほしくなるくらい暑い

2020年08月21日 16時18分08秒 | ファンタジー
 本や資料を読み込む習慣から長く離れていたので、この数ヵ月の本の読みすぎは度を過ぎたようだ。蕨手だか蕨餅だかが頭の入り口につっかえて消化できなくなった。
 新書本の「邪馬台国」や「魏志倭人伝」を上梓している歴史学者、山尾幸久氏は、歴史学をきわめるには創造力が不可欠だ、と言っていたという。直接講義を受けたKから聞いた話。それに触発されたのではないが、この10年あまり、ブログを書くときは手元に何も置かない、ひたすら自分の頭と感覚に頼ることにしている。参考文献などを使ったのは、大分前に憲法の条文比較をしたとき以来か。
 それにしても、あれこれ本を読んだが、目の覚めるような論考にはなかなか出くわさない。エミシは倭人の一派だなどと口走る学者は皆無だし、蕨手刀の8割が東北と北海道で見つかっているのに、その出所はヤマト政権だと言ってはばからない。ヤマトは、7世紀後半にやっとたどり着いた盛岡~秋田間の対エミシラインを、平安時代の末になるまで北上させられなかった。なので、7~9世紀、北海道全域に蕨手刀を贈与することなんてできっこないのだ。ヤマトとの戦いに備え、エミシが自前で蕨手刀を作った、とした方が筋が通る。
 東北の北上川流域にある角塚(つのづか)前方後円墳、1500年前のエミシの領域になぜ作られたか。それはヤマト政権が北方防御ラインを敷くはるか前から、そこに倭人が代々住んでいたからだ。ヤマト政権が7世紀前後に変質したからこそ、関東・東北以北の人々がエミシとされた、と考えた方が史実をすっきり解釈できる。(2020.8.21)
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はなは半端ない

2020年08月03日 15時28分20秒 | ファンタジー
 はなはネコだが、「母しゃんはどこ?」と聞くと、機嫌のいいときは母しゃんを走って迎えに行く。
 父しゃんの手を獲物と間違って噛んだときは、必ず母しゃんの顔色をうかがう。
 噛みちぎりそうになったら、母しゃんにすり寄って許しを乞う。
 なので、はなは、半端なく賢いばかりか、感受性豊かで、並々ならぬ身体能力に恵まれ、ヒトとヒトとネコとの間の力関係や場の空気まで、的確に読める。
 父しゃん相手に負けたことがない取っ組み合いを制したときの、はなの優雅な立ち居振る舞いは、ボテボテ父しゃんのムダな動きとは正反対で、気品さえ感じられる。今にも両足で立ち上がり、ジュリエット?になってしまいそう。
 しかし、持久力は草食の父しゃんが一枚上手。
 長い戦いが終わって、居間の床にはネコの遊び道具が累々と散らかっている。
 はなはどこ? テーブルの下に腹出しポーズで寝転がっている姿は、なんと無防備、だらしなさの極み。野生の本能をいつまでも失わないネコ、そんなキャッチフレーズが的を射た表現とはとうてい思えない。(2020.8.3)
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