北海道博物館でやっている「北海道の恐竜」展に行ってきた。誤解があってはならないので念のため断っておくが、恐竜を見たのでなく、恐竜の本物の骨を間近に見た。この写真は「カムイサウルス・ジャポニクス」の立ち姿で、むかわ町穂別で出土したので、通称「むかわ竜」と言った方がわかりやすいかも。
実は、博物館のフロアの中央部分を占領する次の写真が、本物のむかわ竜の骨である。体全体の約8割の骨が見つかったという。これだけ出てきたのは日本で初めて。およそ7,200万年前の白亜紀に、何らかの理由で海底に沈んだらしい。そのため、きれいな形で保存されたようだ。日本列島で発見されるヒトの骨の場合、せいぜい数万年前くらいのもの。哺乳類は、到底、恐竜に太刀打ちできないと思った。