心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

しあわせは近きにありて思うもの

2007-12-07 | つれづれ


どこまでも人の良心を信じたいなぁ。
どこまでも人は皆同じだと信じたいなぁ。

NHKとBSで放送していた「関口知宏 中国鉄道大紀行」という番組、
見たことあります? もう終点になってしまったけれど。

残念なことに我が家はBSが観ることできないのと、実際に観たのはごく最近、
ほんの数回しか観なかったのだけど、すっかり関口さんに心奪われてます。

確か先月10日の放送では、中国のローカル列車の中の人々との交流を紹介してて。
関口さんは、長旅の疲れもそのまま出していて、髪もくしゃくしゃのまま、
観光客ではなく旅人といった風貌で、ごく自然にそこに居て会話し、笑い。

たまたま途中の駅から隣に座った、ほっぺの赤い女性が、
「外国人は特急しか乗らないから、会ったことないの。日本人と話をしたのは
生まれて初めてよ。うれしいわぁ。」と言って、照れくさそうに嬉しそうに笑ってた。

あぁ・・いいなぁ。この感じ。胸がほわんと温かくなる。
そんな小さな出会いにさえ、心のまま素直に喜びを感じ、かっこつけることもなく
すぐにことばにして相手に伝えられるなんて・・素敵。
その女性の本当にしあわせそうな笑顔に、もわっと涙が出た。

関口さんの旅の様子が知りたくなって、ブログ(←クリック)を見つけた。
その中にあったある日の日記。


知らない人のことは怖いもの
知ってみれば愛おしくなるもの

旅で知らされるのは、この
人々を知らなかったこと


しあわせは遠くにあるのではなく、そんな身近にあるもののような気がした。
しあわせはどこからかやってくるのではなく、自分がいらっしゃ~いって両手を
広げていたら、風に乗ってふんわりといつの間にかこの手の中にあるような気がした。

私はどこまでも人の良心を信じる。
どこまでもどこまでも。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする