最近ずっと忙しくて、いつも同じCDばかりを何となくかけていた。
疲労ぎみの心にはちょうどいい、静かでゆったりとしたお気に入りのCDではあるけど、
今日は体が欲したって感じで、久々にNina Simone(←クリック:視聴できます)を聴いた。
自然と目を閉じて、深呼吸してしまう。
その歌声が、ドキドキと胸の奥の奥に響いてきて、その響きが血液の流れと一緒に
体中に染み込んでくるのを感じる。。
はぁ。。。いいなぁ。。。 ため息。ため息。

彼女の歌のような人に出会いたい。
おおらかで愛に溢れていて、切なくて儚くて、可愛くて愉快で、強くて自由で
飾らず堂々としていて、生命力溢れるような・・・。
異国の会ったこともないたった一人の人間が、たまたまCDショップの視聴コーナーで
見つけた1480円の1枚のCDから、たくさんの「響き」を頂いている。
2003年4月21日、彼女は天に召されたけれど、今もこうして誰かの心を響かせ、
元気や勇気を分けてもらっていますよって、心の中で囁きながら聴いている。
音楽には叶わないって、いつも思う。ちっぽけな自信も失う程に。。
そんな時、昨日テレビのドキュメンタリー番組で。
それはイギリスのある高校で、全くの素人だった学生達にコーラスを教え、
世界大会まで連れて行った、指揮者の先生と生徒との9ヶ月間を追ったものだった。
先生の一言。
何かに「一生懸命」は、人を感動させることができるんだ。
感動・・それは、与えるものじゃなくて、響きあうことのような気がする。
だから、誰にでもその可能性はあるってこと。
生きるって響き合い。
どこかで・・たとえ会うこともない誰かであっても、響き合いたいものです。
