心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

極真空手 直心杯

2007-12-16 | つれづれ
                     直心(下も) by 沙於里




昨日は、このブログのブックマークでもご紹介している、極真会館東京城西
三和道場、三和師範主催の第6回東京都空手道選手権大会にお邪魔した。
(師範の奥様は、高校からの同級生というご縁でして・・
このブログにも登場の桑島師範も香川からいらしていた。

大会プログラムの最初のページには、
直心(じきしん)とは、物事にとらわれず、ありのままを認める素直な心、
どんな事にも対応できる謙虚な心です。(中略)大会、競技、勝負の先にある
本来の到達点、勝ち負けも敵も我も無しの境地「直心」を目指します。 とあり。

師範の空手を通して、感謝・勇気・礼節・思いやりなどの真(まごころ)への
気づき、そしてそれを育てることへの厳しくも熱い思いは、並大抵のものではなくて
いつも頭が下がるばかり。。




** 世界大会でも優勝された岡本徹師範代の演武 ** 


師範のコメントに「最近は、昇段した黒帯が電話一本で辞めていく。自分は選手や
技術者は育て上げても、人の道を行く者にできなかったと自責の念にかられる」と。
本当にそれは難しいこと。

相撲界しかり、ボクシングしかり、そして企業、政治家、官僚しかり。。
ため息がでることばかりだけど、何もかも諦めていては、未来へ申し訳ない。

溢れる情報やたくさんの生き方の中で、私は何を表現し伝えたいのだろう。。

ニュースを見ていると、事件の被害者でも必ず職業や身分を公表される。
私は何て言われるんだろう。。て思う。書家と書かれるには抵抗がある。

三和師範のことばを読んで、あ、そうだったって思った。
私にとって書は、きっかけであって目的ではないような。

書の道は(も)果て無き道のりで、私の師が命がけで取り組んだようには
到底できそうにない。
どこか諦めの境地も否めないけれど、私は・・書家であるより、
ただの一人の人として、書をきっかけに誰かと関わっていたいのかな・・と。

書を通して、自分を楽しんだり喜んだりしていくうちに、誰かとも「喜」
「信頼」「思いやり」を体感し、その輪を広げて行けたらなぁって思う。
うん、改めて今日確認。

直心杯の後、同じく高校からの共通の友人である染色家の個展に向かい、
みんな頑張ってるなぁと勇気をもらって帰ってきました。
その個展の模様はまた明日。

ほんとは昨日の続きで、社長ちゃんとのミラクル話もあったんだけど、
それはまた近々ということで。。。
コメント
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