今日12月13日は、親しくさせて頂いていた女性(Kさん)の3回目の命日と
ごく最近知った。 7年位ご無沙汰をしてしまっていた間の訃報だった。
亡くなったと伺ったあとでも、Kさんがよく出かけた街を車で通るとき
いないかな・・と、無意識に道行く人を目で追ってしまう。
あ・・そうだ、もうこの街を歩く姿に出会うことはないんだ・・と思うと、
命の不思議を思ってしまう。
生きている私との違いはどこにあるのかな・・と。
般若心経の一節「究竟涅槃」。
究竟は、至極の所、行きつく所に行きついたこと。
涅槃は、仏の入滅、つまり悟りの境地。
そして究竟涅槃とは、一切の迷いから脱した境地。
紀野一義氏(仏教学者)の本では、
「最高の瞑想、最高の智慧の完成に到達すること、何ものにもひっかからず、
怖れを知らず、つまらぬ夢想などせず、あらゆることがはっきりしてくること」と。
Kさんとのいろんな出来事が懐かしく、いとおしく思い出されて、
不思議と今もあの街で楽しそうに買い物をされておられる姿が
そこにあるように思えてならない。
でもやっぱり、もう一度お会いしたかった。。
合掌。