心の免疫力~書とことばから

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求めて~ by 沙於里

今日、誰かを褒めよう

2007-12-26 | 禅語・般若心経
                   休去(きゅうしさる) (半紙半分)



「休し去り歇(けっ)しされば、鉄樹花を開く」 (碧巌録)
8/2のブログの「鉄樹開花」の前の句。

調べてみると・・。
あらゆる妄想や喜怒哀楽さえも一切休め去って「無心」になること、すると、
相手を受け入れる心のゆとりも生まれる、とある。
(だからこの場合の「休」は安らかという意味合いではなく、断ち切るという意味)

そう言われてもなかなか・・・悟りの世界は別世界と思いがちで、
どこか人ごとに聞こえてしまうかもしれないけれど。。
確かに「無心」の境地は、誰もがすぐに得られるものでもないわけで。。。

でも楽になりたい、もっと穏やかでいたいと願う時、このことばを声に出してみる。

「悩めば心を失う。悩まなければ心を得る。」
もう少しわかり易く考えると、このことばになるのかな。

これもまた、そう言われても・・人は悩まずにはいられないし 
ついつい余計な心配も、勝手にたくさん背負い込んでることもある。

けれど・・同じ時間、同じ人生ならば、できれば日々、信頼の中でただやさしく
生きらたらと思う。願う。

この禅語のように、一切を断ち切ることはなかなか難しいけれど、せめて。

自分でない自分を頑張り過ぎず、お互いの欠点を探したり指摘したりする仲ではなく、
お互いの持っている良いところを見つけ、素直に褒め合える仲にいたら、
人は悩んだり苦しんだり、それによって人を傷つけることもないのではないかと・・。

だから・・。
今日、誰かを褒めよう。
そして誰かに褒められたら、素直にありがとうって言えたらいいな・・


コメント (2)
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