(半紙)
木簡臨書。「高萬九千里」
原本は二玄社の中国法書選 『木簡・竹簡・帛書(はくしょ)』 p50・No.59
*帛書:絹布に書いた手紙。また文字の書いてある絹布のこと
書いてるときは、よく見て書いているつもりだったけど
こうして並べて見ると、粗だらけ。。
「」は、もっと曲線を意識して、はくしょん大魔王の口のような楽しい表情に
「萬」は、もっと潰して平にして9画目の横の線は、ピンと弾む音が聞こえるように
「九」は、まあよしとして・・
「千」は、縦画のじっくりたっぷりが足りないし
「里」は、田をも少し小さくすると、より最後の横画の伸びやかさが出たのに・・
原本は、伸び伸びとした豊かさ、健康的な明るさを感じたのに
私のは固くて、何となく情味がないなぁ・・・と
実物よりも画面を通すと、客観的に見ることができて、勉強になりますです
書は人なりって言うけれど、書はその時の心模様も現れるようで。
書は鏡なり