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2024.3.17 『馬追』(ウマオイ・229m)  雨が落ちる前に・・・

 先日の日曜日、

雨が降り出す予報の中、

午前中降られずに「天狗山」に登った後、

まだ空が明るかったので、

もう一つ登って帰ることにした。

 栗山町南角田から、

由仁町古山を経由して国道274号線にのった。

そして長沼町の道の駅方向に走り、

道の駅手前4kmほどのところにある、

林道入口に駐車。

林道は除雪されていないので、

入口に駐車しても問題はない。

 ここは馬追丘陵の南端だ。

馬追丘陵は北の「長沼スキー場」から始まって、

この南の「由仁林道」入口で終息する。

直線距離にして13kmになる、

南北にひじょうに長い丘陵地帯だ。

その丘陵には、

「長沼スキー場」から「長官山」を越え、

一旦旧「馬追温泉」に下ったのち、

道々をまたいで「馬追山」を越えて、

南の道々夕張~長沼線との出合いまで、

整備された遊歩道が続く。

そして道々から今回の274号線の間は、

「由仁林道」が通っている。

従って北の端から南の端まで通して歩ける。

ただ、私もそれを一本のルートとして歩き通したことはない。

 駐車地に着くと、

辺りはめっきり春めいた雰囲気が漂う。

足下の雪もそこそこ締まり、

「ツボ足でもいいかな?」、

と思ったが、

念のためスノーシューを装着した。

 国道沿いの駐車地から200mほど歩くと、

ダイヤルキーで施錠された、

「由仁林道」のゲートが現れる。

それを越えて林道に入った。

樹林の中に刻まれた、

広い林道を歩いて行く。

すぐに人工造林地に付けられた、

プレートが目に入った。

そこには「S6」と記されている。

つまりこの林の植林がなされたのは、

昭和6年と言うことだ。

昭和6年と言うと、

もうとっくに亡くなってしまった、

私の母が生まれた年。

ここを歩いてこのプレートを目にするたびに、

亡き母のことを思い出す。

 林道は前方の見晴らしがよく、

写真には前を歩き、

遠く離れて行くHiromiの姿が写る。

ここでも体重の軽いHiromiは雪面をスイスイ歩いて行くが、

私は一歩一歩ズブッ、ズブッと沈むので、

とてもじゃないがHiromiのペースでは歩けない。

スノーシューを装着してよかった。

 ちょうど200で目指すピークの基部に達した。

ここから作業道を利用して、

一旦北側に回り込んだ。

もう笹が広く出ていて、

正面を登ることが困難だったからだ。

北側に回り込んで、

雪が残っている部分を登った。

そして三等三角点「馬追」

この季節に登るのは初めてだった。

 ピークからは登路とは別の、

東側に下って「由仁林道」に戻った。

この間の笹の背丈の高いこと!

私の身長の倍はある。

 林道に下るとすぐに伐採地が現れ、

その標高故高度感はないが、

南側の広々としたいい風景が眺められる。

ここの伐採は昨年されたものだ。

 登りに比べると、

比較にならないほど楽な歩行を終えて駐車地へ。

結局雨には当たらずに済んだ。

誠にありがたい。

いい日を終えて帰途に着くと、

弱い雨が降り出した。

ホント、ラッキーな一日だったことに感謝!



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