2020年4月10日、仕事で姫路へ行く機会がありました。用事が済んだ後に姫路駅から西へ徒歩10分ほどのところにある旧姫路モノレール大将軍駅があった高尾アパート跡地を訪れてみました。
姫路モノレールが廃止になってから長年そのままだった遺構が取り壊されつつありますが、2016年に最大の遺構である高尾アパートが取り壊されました。跡地はアスファルトで舗装され、フェンスで囲った状態となっていました。
2007年には橋脚だけでなくコンクリートのレールも残っておりました。
ビジネスホテルや居酒屋(ふぐ料理店)も営業していたので、旧駅は生活だけでなく商業施設としての役目も果たしていました。
また、アパートの西側を南北に走る兵庫県道62号線(姫路港線)がJRの線路をオーバークロスしていたのでアパートの前の道も緩やかな坂になっていました。
2016年、建物が取り壊されれる前の状況です。JR姫路駅とその周辺が高架となり、県道62号線も地上を走るようになり南東側からアパートを全体的に見渡せるようになっていました。
旧大将軍駅前にある小さな公園には、鳥を手に載せた子供の像が今も残ってます。
彼だけは片時も離れず姫路モノレールの歴史を見続けてきた現認者となりますかね。
大将軍駅跡地から姫路駅跡地までの区間には立ち並ぶ商店の建物の上部にレールの橋脚がいくつか残ります。都市モノレールがあったことを物語る貴重な遺構です。
姫路市は時間をかけて少しずつ橋脚を解体していくようです。モノレール軌道下の店も老朽化で立ち退き・解体に追い込まれる日もいつかくるかもしれません。安全上の懸念がない限りは少しでも長い間今の姿が残ってほしいとは思います。
今日も貴方様のご訪問に感謝。
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