東京新聞の四つの記事【3万5000人「屈しない」 辺野古反対 沖縄県民大会】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015051802000115.html)、
【翁長知事が懸念「子や孫がまた犠牲にならないか 見極めないと」】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015051802000134.html)、
【沖縄県民大会 「責任世代」の訴えとは】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015052002000134.html)、
【翁長知事「沖縄、平和の緩衝地帯に」 辺野古中止重ねて要求】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015052002000233.html)。
「新基地阻止の決議を採択し、昨年の名護市長選、県知事選、衆院選などで示された沖縄の民意をあらためて訴えた・・・「阻止することが唯一の解決策だ」と強調。沖縄の方言「しまくとぅば」で「沖縄人を見くびってはいけない」」。
「子や孫がまた捨て石として犠牲にならないか、沖縄の責任世代として見極めないといけない・・・「うちなーんちゅ、うしぇーてー、ないびらんどー(沖縄人を見くびってはいけない)」」。
アベ様という王様による「人治主義国家」を沖縄辺野古から覆す。そのために、翁長氏は「あらゆる手法を用いて辺野古に新基地は造らせない」と宣言した。「戦争できる国」にしたくてしょうがないアベ様を沖縄から喰い止め、「主権在アベ様」を突き崩す。
『●王様による「人治主義国家」を沖縄辺野古から覆す:
「あらゆる手法を用いて辺野古に新基地は造らせない」』
「翁長雄志知事が訴えたのは「責任世代」としての使命だった・・・沖縄の問題を共有したい・・・本土の責任世代が見極めなければならないのは安全保障や日米同盟の行き先」、「米国は当事者であり、日米安全保障体制にひびが入る」。
『●辺野古破壊者は沖縄で4度目の完敗だというのに、
「ロコツな“沖縄イジメ”」』
『●「法令に基づいて粛々と対応する」「法治国家」ニッポンならば
辺野古破壊を直ぐに停止すべき』
『●「主権在アベ様」=「地域住民ごときが文句を言うのは
許されないというのが安倍政権の立場」』
『●アベ様と菅官房長官らが辺野古でやっていること
・・・「人権や言論の自由も軽視され、植民地支配と同じ」』
『●日本国憲法第九条「国権の発動たる戦争と、
武力による威嚇又は武力の行使は、永久にこれを放棄する」』
『●仲井真氏は「空手形」を承知の上で「いい正月」を
迎えていたのでは?・・米側が「空想のような見通し」と』
『●宮崎駿さん「沖縄の非武装地域化こそ、
東アジアの平和のために必要です」』
『●辺野古破壊や高江『標的の村』などなど・・・・・・
「本土の人間が「沖縄だからいいや」と差別している」』
『●映画『戦場ぬ止み』三上智恵監督:
「米軍基地は人を殺しに行くための出撃基地なんですよ」』
=====================================================
【http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015051802000115.html】
3万5000人「屈しない」 辺野古反対 沖縄県民大会
2015年5月18日 朝刊
米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古(へのこ)移設に伴う新基地建設に反対する「沖縄県民大会」が十七日、那覇市の野球場で開かれ、主催者発表で約三万五千人が集まった。新基地阻止の決議を採択し、昨年の名護市長選、県知事選、衆院選などで示された沖縄の民意をあらためて訴えた。
出席した翁長雄志(おながたけし)知事は、辺野古移設が普天間返還の「唯一の解決策」とする政府に対し「阻止することが唯一の解決策だ」と強調。沖縄の方言「しまくとぅば」で「沖縄人を見くびってはいけない」と声を張り上げると、参加者が立ち上がって拍手を送った。
翁長氏は「あらゆる手法を用いて辺野古に新基地は造らせない」と重ねて表明。辺野古移設計画を推進する安倍政権に対し「日本の政治の堕落だ。自国民に自由と人権、民主主義の価値観を保障できない国が世界と(同じ価値観を)共有できるのか。日米安保体制・同盟はもっと品格のある、冠たるものであってほしい」と批判した。
参加者らは午後一時の大会開始前からスタンド席を埋め、外野席や球場外にもあふれた。「辺野古新基地ノー」「われわれは屈しない」と気勢を上げた。
翁長氏は二十七日から訪米し、辺野古反対の意向を米政府に直接伝える方針。
=====================================================
=====================================================
【http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015051802000134.html】
翁長知事が懸念「子や孫がまた犠牲にならないか 見極めないと」
2015年5月18日 朝刊
(辺野古移設に反対するカードを掲げる沖縄県の
翁長雄志知事=17日、那覇市で)
県民大会であいさつした翁長雄志知事は、普天間飛行場の名護市辺野古への移設について強い反対の姿勢をあらためて示し、「子や孫がまた捨て石として犠牲にならないか、沖縄の責任世代として見極めないといけない」と指摘した。
翁長氏は、安倍政権の閣僚が「移設問題の原点は危険性の除去」と説明することについて、「沖縄から言わせると、原点は普天間飛行場が米軍に強制接収されたことだ」と反論し、飛行場の成り立ちについて政府認識をただした。
政府の対米追従の姿勢を皮肉り、「日本の国が独立は神話だと言われないように頑張ってください」と声を張り上げた。
沖縄の訴えへの理解が全国に広がりつつあることに「心強い。この沖縄から日本を変えていきたい」とも語り、最後は、沖縄の方言で「うちなーんちゅ、うしぇーてー、ないびらんどー(沖縄人を見くびってはいけない)」と締めくくった。
大会後の会見で、最後の発言について「沖縄の現状と、首相に反省をしてもらい、沖縄のこれからのあるべき姿を真剣に考えてもらいたいという意味合いだ」と説明した。
=====================================================
=====================================================
【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015052002000134.html】
【社説】
沖縄県民大会 「責任世代」の訴えとは
2015年5月20日
米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に反対する沖縄の県民大会が開かれた。翁長雄志知事が訴えたのは「責任世代」としての使命だった。責任世代が果たすべきことは何か、考えたい。
三万五千人が「辺野古NO」「屈しない」と書いたプラカードを一斉に掲げた。
那覇市内で十七日に開かれた「戦後70年 止めよう辺野古新基地建設! 沖縄県民大会」。新基地の建設を拒む沖縄の民意を米政府関係者に直接伝えるため、翁長知事が月末に訪米するのを前にしての集会だった。
従来のように革新勢力だけでなく、保守を自負する翁長知事を支える経済界の代表らも含めた幅広い顔ぶれが結集した。「基地か経済か」の間で分かれてきた沖縄が、反基地で一枚岩となった新たな局面のアピールとなった。
翁長知事は、普天間飛行場の名護市移設の阻止に全力を挙げ、「辺野古が唯一の解決策」として基地建設を強行する政府の姿勢には正当性がないことや、沖縄に民主主義を保障できない国が、世界の国と民主主義の価値観を共有できないことなどを訴えた。
基地は戦後の米軍政下で「銃剣とブルドーザー」によって接収された住民の土地だ。本土復帰後も憲法の埒(らち)外に置かれ、米兵の法的特権を認めた日米地位協定が優先される。二百年も使える新基地が建設されたらどうなるのか。世界一危険な普天間飛行場閉鎖のためとはいえ、同じ県内にたらい回しでは問題は解決できない。
こうした沖縄の訴えは、本土でも関心と理解を広げつつある。アニメ映画監督の宮崎駿さんらも共同代表に就いた辺野古基金には二億円が集まり、寄付件数の七割は県外からだという。
七十年前、沖縄は本土防衛の捨て石とされた激戦のさなかにあった。艦砲や銃弾の雨の下で県民の四人に一人、十二万人が犠牲になった。鎮魂の季節である。
翁長知事は「自分の子や孫がまた捨て石として犠牲にならないか、沖縄の責任世代として見極めなければならない」と呼び掛けた。
沖縄の問題を共有したい。
集団的自衛権行使容認の安保法制が閣議決定され、米軍輸送機オスプレイの配備は沖縄だけでなく、横田基地にも計画されている。
本土の責任世代が見極めなければならないのは安全保障や日米同盟の行き先だろう。一人ひとりが真剣に向き合いたい。
=====================================================
=====================================================
【http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015052002000233.html】
翁長知事「沖縄、平和の緩衝地帯に」 辺野古中止重ねて要求
2015年5月20日 夕刊
(基地問題で記者会見する沖縄県の翁長雄志知事=
20日午前、東京都千代田区の日本記者クラブで(隈崎稔樹撮影)
沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事は二十日午前、東京都内の日本記者クラブで会見し、政府が進める米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設に伴う名護市辺野古(へのこ)への新基地建設を中止するよう強く求めた。
翁長氏は、政府が新基地建設に向けて海底ボーリング調査を強行していることについて「工事の現状は、銃剣とブルドーザーによる基地建設の様相を呈してきた」と戦後に行われた米軍による強制的な土地接収に例えて批判。「政府にはとにかく、工事を中断して話し合いを」と訴えた。
その上で「基地で平和を維持するのは本当に難しい」と指摘。「沖縄は日本とアジアの懸け橋になれる可能性を秘めている。平和の緩衝地帯として、沖縄がアジアや日本に貢献したい」と強調した。
今月二十七日からの米国訪問に関しては「日本政府を相手にしていたらどうにもならないので、米国に行く」と説明。「新辺野古基地を造ることができない場合、米国は当事者であり、日米安全保障体制にひびが入るということを申しあげてきたい」と訪米への意欲を示した。
政府が沖縄の負担軽減策を示して、辺野古への新基地建設に理解を求めていることには「沖縄は今日まで自ら基地を提供したことは一度もない。土地を奪っておいて、辺野古が唯一の解決策だという話をすること自体、日本の国の政治の堕落だ」と語った。
翁長氏は、今月二十七日~六月五日の日程で米国のワシントンとハワイを訪問する。訪米は知事就任後初めてで、米政府高官や上下両院の議員、シンクタンクの有識者らと会談し、辺野古新基地の建設中止への理解を求める。
=====================================================