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楽しい時間、と言ってもピンとこない人もいるんでしょうか?
子どもと毎日接していて、「楽しい時間」程肯定的なことはありません。最近の子どもは、「愛着障害」だらけでしょ。自己肯定感、自己効力感、セルフイメージが、とっても低い。ですから、肯定されることに飢えてんですね。「愛着障害」の脱抑制型と呼ばれる子どもは、やんちゃっ子。誰彼かまわず、関心引付行動(attention seeking behavior)をします。でも、それは「迷惑」なことなので、「問題行動」だと言われて、否定されることが多い。つまり、自己肯定感かますます下がっちゃう。
さらに深刻なのは、日本の教員も、自己肯定感、自己効力感、セルフイメージがとっても低いってことですね。2014年の公表された「OECD国際教員指導環境調査」を見ますと、日本の教員は、加盟する、国や地域の中で、自己効力感が最低で、労働時間が最長です。自分に自信がないのに、子どもに自信をプレゼントすることなどできませんでしょ。実際、「生徒に勉強ができると自信を持たせる」は、教員の低い自己効力感の中でも、最低です。詳しくはこれらをどうぞ。
http://www.t-kyoikukai.org/teigen74.html
学校で、「正しいこと」を子どもに押し付けて、「指導」と称している人は、ほぼ例外なく、自己肯定感、自己効力感、セルフイメージがとっても低い。だから、「正しい」ことを子どもに押し付けて、少しでも自分の自己肯定感、自己効力感、セルフイメージを引き上げたい、という無意識裡の力が猛烈です。ですから、日常的な意識では、その「正しい」ことは止められない。バイブルの中に出てくる、まじめな律法学者やファリサイ派の人々と同じです。ですから、彼らには、イエスと同じことを申し上げましょう。「あなたの近くの子どもを大事にしてくださいね」、「あなたも、子どものようになってくださいね」と。
フロムに言わせたら、「8歳半から10歳になる以前の、ほとんどの子どもたちが、アンテナを立てているのは、自分が≪真の関係≫の中で大事にされているかどうか、ってことだけです」よね(人生の黄金律 : 人を大事にできるのは、自分が大事にされた分だけ Erich Fromm (1956) The Art of Loving, p37)。私は、カウンセリングでも、遊びでも、≪陽気で楽しい≫playful を一番大事にしてんですね。そうすると、子どもはすぐに気づきますね。だって、大事にされているのかどうか=自分が肯定されているのかどうか、のアンテナがとっても高いからですよね。プレイフルな関わりは、子どもを肯定する関わりです。
今日からあなたも「プレイフルな関わり」をプレゼントする人になりませんか?
特に「正しいこと」を教えることにご熱心な、あなた‼
まずは、自分自身を、ご大切にね。
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