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エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

魂の炎

2015-03-27 06:00:27 | 間奏曲

 

 こういう北の浜を持っていたいものですね。

  The Sense of Wonder 『不思議を感じる心』から p106の4行目途中から。

 

 

 

 

 

私はこの女性の手紙を読み終えると、彼女の不思議と驚きとを感じる炎で心温まる思いがしました。。その不思議と驚きを、彼女は赤々と、その若々しい心と魂とに未だに燈しているのですが、それはちょうど80年前と変わりません。

 

 

 

 

 

 私もそのような炎を魂に灯し続けたいと思います。

 

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ルターとドイツ神秘主義

2015-03-27 05:39:23 | アイデンティティの根源

 

 自分を確かにするには、進取の気質が必要だったり、積極的であったりする必要があると考えがちです。しかし、実際は真逆です。完全に受け身な方が、はるかに自分を確かにすることができます。

  Young Man Luther 『青年ルター』p189の第3パラグラフの5行目途中から。

 

 

 

 

 

ドイツ神秘主義と、洋の東西の他の思想体系の、類似点、あるいは、相違点を、ここでは取り上げません。ルターは、はるか彼方から、ドイツ神秘主義をよしとしました(ルターは、タウラーの著作の序文を書いています)。しかし、ルターは、知的にも、気質の上でも、ドイツ神秘主義とは相いれませんでしたし、何となしに怖れをなしていました。

 

 

 

 

 

 ルターはドイツ神秘主義の良さを知っていました。しかし、その問題点の方に注意が行っていたのだろうと思います。ドイツ神秘主義には、自分の得点を勘定に入れるきらいがあったのでしょう。それが神秘体験でしょうね。しかし、自分の得点を掲げる態度とは逆の、自分は零点でも良しとされる、受け身で自分を確かにする道を選んだのが、ルターでした。

 

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シングルマザーと安倍政権

2015-03-27 05:36:28 | エリクソンの発達臨床心理

 

 シングルマザーのおかれている状況も、いま私たちがどんな社会で暮らしているのか、考える時に重要です。

 私たちはどんな社会で暮らしているのでしょうか?

 これは、この一月に「たけしのTVタックル」のことをブログで書いたことを、改めて、ここに記し直すことです。

 18才のシングルマザー、萩野小雪さん。「もうすぐ2才になる娘さんを抱えて、働きながら子育てしていると言います。15才で妊娠し、夫とは離婚したばかり。「誰も喜んでくれなかった」結婚だったと言います。今の生活は、ベーカリー・レストランでアルバイトしながら、」子育てに懸命です。

 しかし、この仕事を見つけるのが大変だった。

「保育所は土日が休みだから、土日の休める仕事を探さなくちゃいけないでしょ。萩野ママ「(就職試験に)全然受からなかった」と言います。でもそれだけじゃぁないみたい。萩野ママ「子どもいると、(職場や社会が)邪険にする」「子どもがいると、『雇いたくないな』と思うんでしょうね」と率直です。子どものいる母親に対して、社会的な差別があることをハッキリ言ってくれています。」シングルマザーには仕事を見つけるときに、社会的な差別があります。それに対して安倍政権は無策です。軍隊を海外に派兵している暇などあろうはずがありません。そんな暇があったら、萩野小雪さんのような人が、仕事を見つけやすい様に、シングルマザーを正社員として雇用する企業には、優遇税制にするなどのとポート体制が必要です。

 また、収入はどうなんでしょうか?

「午後3時まで働いて、月に手取りが60,000円から80,000円だと言います。今通っている保育所のコアの保育時間が8時間半だから、7時半からそのコアタイムが始まると、4時までしか預けることができないからです。延長保育の料金が時間当たり800円、萩野ママのバイトが自給900円では、延長保育を利用するのは難しい。ここに、父親からの養育費40,000円、自治体からの扶養手当40,000円と児童手当15,000円がプラスされて、トータル約175,000円、年収にして、約200万円で暮らしていると言います。当然暮らしは「苦しい~」となりますね。わが安倍晋三首相が言う「安倍内閣にとって最大のチャレンジ」である「女性が輝く社会」というキャッチコピー。萩野ママに言わせると、「バカ言ってんじゃぁない」、と断じます。」シングルマザー=ワーキングプア―です。これも安倍政権の無策のおかげ。シングルマザーも正社員として働ける制度設計が必要です。

 でも、安倍政権がやろうとしている労働政策は、「残業代は払わない」、「金さえ払えば、いつでも首にできる」と言う悪しき制度を作ろうとしています。主権者である国民、しかも、萩野小雪さんのような弱い立場の人が、ますます立ち行かない、生きていけない方向に、政策を進めています。

 安倍晋三首相は、ヒットラーより、悪人です。弱いものを虐める社会に、私たちは暮らしているのです。

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