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健常者でも、高地に行けば、髄液漏れの人と同じ症状を体験するでしょう。
林修の今知りたいでしょ!
富士山
それは酸素濃度の差ではないの。
髄液漏れてない健康な人でも、
気圧の差で発症すると思うの。
人体の置かれた環境が変われば、脳の置かれた環境が変わるから。
たとえば、髄液漏れてない健常者でも普段は元気に動けても、台風など低気圧がくると寝込む人がいるとして、その人が富士山登ったら、頭痛や吐き気で動けなくなっても不思議ではないでしょう。
低酸素も影響があるだろうけど、決して低酸素だけが原因ではないでしょう。
低気圧プラス低酸素でしょう。
だって低地にいても、台風くるだけで、頭痛が出る人なんだから。低地は、天気がいい日も悪い日も、酸素はほぼ一定でしょう?
なのに、症状が出るのは、酸素濃度のせいではないでしょう?
高山病の影に、脳の周りの脳脊髄液が関係しているなんて、登山者の医療に関わる医師は全く考えてもいないでしょう。
番組を見ていて、おそらく、登山者を診る医師が、頭に全く脳脊髄液と脳との関係が浮かばない事に気づき、低酸素にばかり気を取られているのを見て危機感を感じました。
体の置かれた環境変化は、酸素濃度だけのせいではないでしょう。
脳の置かれた環境のせいで、症状が出るのでしょう。
脳の周りの脳脊髄液の量は低地と高地と同じでも、
脳脊髄液の入ってる部分が低気圧により外側に広げられ、見かけ上、脳にとって脳脊髄液が下がったようになるのではないか?と私は考えている。
高山病は認知されているから、山の上で頭痛や吐き気が起こるとすぐ、高山病だと診断され、酸素吸入までしてもらえる。
けれど、脳脊髄液漏出症患者は、どんなに激しい高山病とほぼ同じ症状を訴えていても、その患者がいるところは高山ではないから、すぐそのつらさを医師に「高山病とほぼ同じ苦しみ」だと想像してすらもらえない。
あまり真剣に向き合ってもらえない。
私は溺れそうな呼吸の苦しさでも、吐き気、息苦しさで喘いでいても。今まで一度も酸素吸入などしてもらった事もない。
番組に出ていた医師が、
高山病で、苦しくて横になってる登山者に対して、
横になると、よけい呼吸がしにくくなるからと、体を起こす座位の姿勢を取らせていた。
浜松医科大学医学部付属病院金崎大輝先生が、そうさせていた。
これを見て、ちょっと待って!と内心思いましたよ。
低酸素のためだけなら座位でもいいけど、
低髄液圧症候群状態だったら、やはり横になった方が楽だから。
人間て、危機に陥った時、自然に楽な姿勢を取るから、その人は、自然に横になってたかもしれないのに。
横になると、舌が落ち込み、呼吸がしにくくなる人がいるのは事実だろうけど、
そういう人ばかりではない可能性もあると思う。
もし、低気圧の環境で髄液入っている空間が外側に広げられて(ポテトチップスを山に持っていくと低気圧で袋が膨らむように)髄液漏れてなくても、容器が広げられれば、液体は下に沈むから、見た目、髄液量が減ったようになり、それで脳が下に下がり、それにより頭痛や吐き気が出ているかもしれないのに。
だとしたら、座位より寝た方が脳にとっては楽なはず。
だから人は無意識に横になるはず。
だとしたら、いくら医師でも、本人の苦しみを知らない第三者が、一概に、寝る姿勢はしないで、と指示するのはいかがなものか?と思いました。
人間は本能的に楽な姿勢、生き延びようとする姿勢を取るのではないでしょうか?
高山病の原因として低酸素だけを、医師が想像するから、酸素吸入はしても、
健常者が低気圧の高い山に来たために髄液腔の拡大による見かけ上の髄液減少による脳の症状、
もしくは髄液漏れてる人が、高山に来たため、低気圧で髄液漏れてるところから髄液引っ張り出されて症状が悪化している症例だってあるはずなのに、その視点が欠け落ちていると思う。
私は、自分の体験から、髄液漏れは高山病の悪化にも関係あると思っているので、非常に危機感を感じました。
これらの本にも、一切、過去に髄液漏れになった人は登山に注意なんて書かれてないし、高地で頭痛がでたら、低酸素のせいだけでなく、低気圧での髄液くうの拡大による見かけ上の髄液減少の影響かもしれないから、体を横にして経口補水液を飲めなんて書いてない。
マウンテンドクターにも脳脊髄液漏出症の知識を持っていただきたい。
滑落で体を強打しても、下山中に石ですべって尻もちついても、落石が体に当たっても、髄液漏れが起こる可能性があるのに、髄液漏れについて全く知らないではすまされないと思います。