陽炎日記

日々の出来事を中心に綴ってます。

「嘘八百」DVD

2018-12-08 23:13:47 | Weblog
 大阪堺市の立派な蔵に目星をつけた古美術商の則夫(中井貴一)は
娘いまりを助手席乗せてやってきた。
家の主人(佐々木蔵之介)は蔵を案内する。
めぼしいものは一つだけあった。それを安く手にいれた。
それを古美術店に持っていくと「5000円」と言われて・・・

何回か出向いてめぼしいものを隠しておいたが、一つにまとめられていた。
全部で100万円で則夫は買い取った。

その主人には贋作作りの仲間がいた
木箱作りの人、本物の証文のように書く文面師、紙をその当時のもののように
作る偽紙すき師などなどくせ者がいた。
主人は野田佐輔という工芸家だった。息子役一寸法師の前野朋哉?
妻役友近。

実は本物だと思っていたのは野田が作ったものだった

蔵のある場所に出向くと野田はいなかった。

とある居酒屋に野田がいてそこでネタばらししていた。
居酒屋の主人木下ほうか。(店の名前が『土竜もぐら』だった
そういうことか・・・

野田の家はおんぼろアパートの一階に住んでいた。
そこに娘いまりがいた。息子と母親がすき焼きをつついていた。
なぜか則夫は入り浸りになっていた。

野田と則夫は美術館に行って利休の絵や器を見て研究をする。
利休茶碗のを作る方向に向いていた。
野田は利休茶碗に向くような土を捜しあてて自宅に持ち帰る。

こねてはまとめて、こねてはまとめて。それを四角にして一晩置いて・・・
又こねてはまとめ、こねてはまとめを繰り返していた。
薄茶茶碗の形を一つづつ丁寧に作っていたが、壊した~。
やり直しを何回しただろう。
釜で焼く。それが小さな釜なのだ。アパートの敷地内の庭に釜がある。
そこで自分の作った碗を焼いて・・・出来上がった器に上薬を塗って(スプレー式)
そこそこいいものが出来上がった。釜が小さくても出来るんだね。
火がおこせられれば出来るものなの?焼き加減が難しいんじゃなかったっけ?
出来上がったものを仲間うちに見せて、紙に証文の文面を書くとき、
何回も「深呼吸!」と紙すき師(坂田利夫)に言われて、なかなか筆が進まない。
この所がけっこう面白かった。

オークション会場に芦屋小雁(古美術店店主?)、
近藤正臣(鑑定師?)などいた。間違えて100万円の値をつけて渋い顔してた。
ここに則夫が乗り込んでこの二人に新しい利休茶碗が見つかったと言って
鴨にした。なんだかな~

蔵のある家でその利休茶碗のお披露目(本当は野田が作ったものだけどね
学芸員(ドランクドラゴンの塚地)なども来ており大々的に行われた。
新聞社などはきていなかったが・・・
学芸員など帰った後に再び戻って来た芦屋小雁と近藤正臣。
「もいっぺん見せてくれまへんか?」
学芸員などがいたらどうしようもないので・・・
アタッシュケース中に一億円入れて持って来た。
「消費税分800万円!」ふっかけた~。でも出したよ小雁
(まあ1番上だけ一万円札使って後は紙束だろうけど・・・
何も知らないこの二人イソイソと大事に利休茶碗持ち帰った。

台の下に隠れていた野田夫婦。
また他のメンバーや子供達も出て来て、1億円800万円の重さを感じていた。
美術商などを欺してせしめたお金・・・しかし大丈夫か?後でもめたら大変だと
私は思っていた。

結局いまりと一寸法師の結婚式が行われたが
そこに割り込んできた女がいた。一寸法師逃げ回っていた。
この女誰?と思っていたら則夫の妻だった
一芝居打ったんだ~。どこまで汚い。金目当て?
と思ったらいまりと一寸法師が金持って逃げた~。
飛行場に二人がいてお金はいまりの手に渡ってしまった。
は~っなってこっちゃ。
お金といまりはどこかに行ってしまった~と思った。

野田と則夫は大阪を出て行く。(九州へ行こうとしてた?)
則夫の元妻は外人の鑑定師(ディラー?)とどこかに。グルだったの?

エンディングロールの左端の方で小雁と近藤正臣が出ていて、
鑑定師(近藤)が「科学鑑定しないと」と言い出していた。
小雁「14億のしれものをそなあほなこと言わんといて」とかなんとか
言っていたか?

いまりが空港の事務所に・・・あれ?捕まったの?
そこへノンキに一寸法師がドアの向こうでいまりに手を振っていた。

あれれ結局大金見つかって捕まったってこと?
チャンチャンという結果か~。
悪いことは出来ないというこった
でも全額じゃないでしょ?みんなで分けたんでしょ?
だいたい一人の取り分は約1200万円くらい?
夫婦2人なら2400万円?まあ当分暮らしていけるけど・・・笑い話だね。
こんなだましあいあったらいずれ警察沙汰にもなりかねない。
要注意ということだね。
 
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高橋由太著「猫は剣客商売」

2018-12-08 16:05:28 | Weblog
 「猫は仕事人」のシリーズ4巻目。

幕末の南町同心澤村文吾(22歳)は何をやっても駄目な同心なのだ。
剣の腕も全然駄目だし、報告書を書いても上司にだめだしされたりで、
同心の役目も果たしてない。
そんな文吾を見て猫のまる、黒猫のクロ、白猫のお銀、親分猫マサムネが
どうしても手柄を立てさせたいと協力する。
猫のまるは同心の佐々木平四郎宅の飼い猫だがなぜか文吾の上司中村様に
気に入られて・・・

そんな中、悪人『赤猫の伊三郎』という人物が牢屋に拘留されていた。
猫を集めて火あぶりにして放火をはたらいていたという大悪人。
この伊三郎を吐かせて祖父鶴(たすがね)の伊右衛門をお縄にするのが
彼らの役目になった(平四郎、文吾)

岸谷静馬は伊右衛門に出会う。そして伊右衛門の用心棒になった。
伊右衛門の子分に勘九郎という者がいた。
この勘九郎は剣術使いでかなりの腕前だとか。

勘九郎が文吾を脅してきた。「伊三郎を牢から出してくれ」と。
文吾が鍵を盗んで伊三郎を出そうとした時、文吾の前に何か現れて、
鍵を奪った。文吾は鍵を取り戻そうとするが、その間に伊三郎が殺された。
嘴の先に竹串がつけてある。竹串が伊三郎の急所を貫いていた。
文吾はあわてていたけど、ちゃんと報告に行けたか?
伊園に頼まれた仕事人の佐吉が伊三郎を殺したのだ。
(文吾を牢破りにするわけにはいかなかったからだ。)
佐吉は文吾見張ることになった。

まるはいろいろな所に行って伊右衛門の内情をよく知っていた。
お銀、クロも話を聞いてすべてを把握していた。

ある日、弥一とおりくが各々猫抱いて歩いていた。
猫二匹がとある場所で臭いを察知して、弥一とおりくにとりついた。
この二人が静馬を殺そうとしている勘九郎を見つけ成敗した。

伊園は辰という仕事人も使っていた
(佐吉だけでは不十分だと思っていたのか?)
佐吉と佐々木平四郎の娘とは仲がよかった。

この後文吾は伊右衛門に話しを聞くべく奉行所の奥座敷へ向かう。

静馬も奉行所に出向く。伊右衛門を殺すために・・・
そこに現れたのが佐々木平四郎だった。
この二人がやり合うのだ。実はまるが平四郎にとりついていたので、
かなり剣術はうまくなっていた
「化け猫・・・」と静馬は言ったが、「おまえが守れなかったものを代わりに
守るためだねえ」と言ってのけた。静馬は「やめてくれ」と言ったものの、
こときれて 死んでいった。

平四郎にとりついたまるが伊右衛門と文吾を眠らせて別室へ移動させて、
静馬を殺したということだった。
静馬の死体を運び出して川に捨てた。え~えっ?川に捨てた~?
いくら文吾にキズつかないようにしたといっても、
それじゃ仕事人と変わらないじゃん
まるはゆっくり休む暇なかったようだ。
最後まるは佐々木家の屋根裏で鼠と格闘?していた。
まるは鼠が大嫌いなのだ

おまけ収録の中村様のちょっとしたエピソード。(おねえ系なのだ)
美男子大好き同心だから、平四郎とか文吾にはめもくれないのだ。
この同心中村様が発する言葉を声に出すとちょっと誰かに似ている感じ。
誰かな~と想像するのも面白いかもしれない。

本の表紙がマサムネのようだ。けっこう重量感あるよね。
いろいろ面白い要素が含まれて読みやすい。
次の「猫はおしまい」があるがこれは正規の値段で買うか
 
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高橋由太著「黒猫王子の喫茶店 ~猫も歩けば誘拐される~」

2018-12-08 15:10:48 | Weblog
 ようやく三巻目が見つかって四巻目と一緒に買った。三巻目を読み終わった。

黒猫のポウ、三毛猫のまげ太、ロシアンブルーのユーリ、昼間は猫だが
夜にはイケメンの男性に変身。
川越にある『喫茶くろき』の副店長になった胡桃。
『川越のドリトル』と噂になりいろいろ猫がらみで相談が投げ込まれていく。
今回は誘拐話。誘拐されたというのはアシェラ猫だという。
胡桃が始めて猫をみた時は「ヒョウ?・・・私、殺される?」と感じた場面。
(この状況はベートーベンの「月光」が流れる雰囲気だった
竹内豊が出ているCMで天井が高いと言っている家のCM、BGMで流れているヤツ)

私はアシェラ猫がわからなかったので検索かけてみた
確かにでかいわ幼稚園児ぐらいありそうだ。
こんな猫見たこと無かった。値段も1000万円以上するそうだから、
それこそ大企業の社長の奥様が飼われていてもおかしくないかも。
普通の猫より数倍大きいからね~。猫缶じゃたりないだろうね

不良少年は大企業の御曹司だった。
それよりアシェラ猫ではなかったというから驚いた。ベンガル猫だったのだ。
ベンガル猫をアシェラ猫だと偽って北林弥栄に売ったのは尾藤という獣医だった。
それも古い友人だったというのに・・・
このベンガル猫がカートという人間に変身する場面もあった(ホストになってた)

『北林家具』の広報誌を作って欲しいとお願いされていた。
会社には編集というノウハウを持っている人がいないので知識のある方が欲しい
と言ってきた。胡桃にとっては願ってもないチャンス。
『喫茶くろき』は赤字続きだから・・・
(4巻目はどんな話になるのやら)

『北林家具』のお家騒動がどこぞの家具メーカーを思わせる物だった。
いやだね~。社長の座を狙って蠢く役員達の様はどこも同じ。
この社長の危機を救ったのは胡桃や三匹の猫たちだったんだけどね
かなり面白かった。
 
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