29.02.05 銀行ヤクザ NO.1426
それまでは金融機関だった銀行業がヤクザ稼業に変身したのは、バブルの発生と崩壊
に大いに関係があります。
バブル発生時には、街角のタバコ屋のおばあちゃんにまで5億円も押し貸しして、
ヨーロッパのリゾート地を買わせたり、認知症気味のおじいさんに借り入れを起こし
て賃貸マンションを建てさせたりして、無理に貸金を伸ばしましたが、バブルがはじ
けて資金回収が必要になると、今度は手の平を返すように有無を言わさず貸し剥しし
て、実に100万人もの人を破綻させたのです。
当時、貸し剥がしの仕事にあたっていた銀行員自身が、ヤクザみたなことをやってい
てイヤになると言っていました。
さすがに今時は認知症の人にお金を貸すなんてことはできなくなりましたが、折から
の異次元緩和とやらでお金があり余り、お金に利息が付かなくなって、銀行は金融業
として成り立たなくなってきましたので、今度は手っ取り早く「だったらお金を持っ
てるお年寄りから巻き上げればいいんだ」と気付きまして、投資信託という「名ばか
り資産運用」の実態は博打でしかない」ものに誘い込んでいるのです。
銀行さんの言うことを鵜呑みに聞いていると、なけなしの「虎の子」を持って行かれ
ますよ。
*推薦図書 「100万人を破綻させた大銀行の犯罪」 椎名麻佐江著
小寺図書館・中央図書館・中岡図書館にあります。