29.02.17 い の ち No.1438
成人の全血量は概ね6~7リットルと言われています。 その血中のアルコール濃
度が3%に達すると急性アルコール中毒になり、5%に達すると落命します。
6~7リットルの3%は180~210ccで、これを酒類に換算しますと、ウイス
キー480㏄(ボトル65%)・焼酎約4号・酒ワイン約7合・ビール約5.5本で
す。 それぞれの酒の種類は違っても、どんな種類のアルコールを飲んでも、短時
でアルコール200cc換算の種類を飲むと血中濃度が高まり、急性アルコール中毒に
なる可能性があります。
もちろん飲食している間に肝臓でアルコールは分解されて,一部は無害なものになり
ますが、肝機能には個人差があるほか一定のレベルの負荷かかかると、機能不全を起
こしてしまいます。 いくら酒豪であっても、一定量をオーバーすると急性アル
コール中毒に陥るのは熱中症などと同じです。
時に危険なのは泥酔の自覚症状がないまま徒歩で帰宅し、道中で急激に泥酔状態が
襲ってきて、意識不明となり公園などの人のいない場所で寝込んでしまうことです。
3月~4月は会社の歓送迎会・新入学生の入校歓迎コンパなどお酒を飲む機会が多くな
ますが、自己管理をしっかりしないと、あらた人生をむなしくしてしまうことにな
る。 おせっかいでも、若者にはひと声かけてあげる配慮が必要です。
命ってリフォーム出来ない大切なものであることを教えるべきでしょう。