29.02.23 ネ オ NO.1444
世の中が不安定になり閉塞感が漂うと、いつもこういう手合いが出てくるものです。 今回の「トランプ」その好例です。
知事だった橋下もそうでしたし・都知事選に出た元航空幕僚長の田母神なんとかとい
う人もそうでした。
田母神は「日本は悪くない」「アメリカが悪いのだ」「武器は使用しないと意味がな
い」「言論の自由は自衛官でも守られるべきだ」「政府見解に縛られるのだったら北
朝鮮と同じだ」・・・と威勢がよかった。
1930年代の大恐慌もそうでした。 アメリカではマッカーシズムがはびこり共
産主義者排除という名のもとに、気に入らないものを「共産主義者」だとレッテルを
貼って要職から追放し、ドイツではヒットラーのナチズム・イタリヤではムッソリ
ニー・ロシアではスターリン・日本では東条軍閥が台頭して破滅へと突きすすんでゆ
きました。 彼らの理論は一見わかりやすく明快ですが、独善と排他主義が特徴
で、少数意見や良識に基づく意見を黙殺する。 多くのポピュリズム的な支持を得
ても。矛盾に満ちているから結局は破滅へと突き進むことになる。
自然界だってそうです。 一羽の鷹は100羽のハトを沈黙させることができます
が、鷹自身は絶滅の危機に瀕しているのです。
世の中ってじれったいが結局はそういう原理が働いるのではないでしょうか?