R 04.09.08 京 都 2 NO.3642
懇意にしていただいていたIさんが、京都でマンマンションを購入して引っ
越された。 転居を機会にしてピアノを買われた。
練習曲として「エリーゼにために」を弾いておちられたら、通リかかりのご
婦人がチャイムを押すから対応に出ると「素晴らしい。ほれぼれする」とお
っやる。 恥ずかしいが、褒めてもらってうれしかった。
ところで後日、その奥さんの家の前を通ると、中からピヤノの音が聞こえ
る。 聞くと、とても素晴らしい「ハンガリー協奏曲」だった。自分には足元
にも及ばない素晴らし腕で、恥ずかしく思った。
あの人はわざわざチャイムを押して、私のピヤノを褒めてくれたのは一体ど
ういう心境なのかといぶかしんだ。
おそらくは「あんた下手糞ね、耳障りなんだよ」と言ったのだろうと思う。
京都って本当にイヤなところですよ・・と言っていらっしゃった。