R 04.09.28 ロボット NO.3661
50年ほど前に発刊された奇書「家畜人ヤプー」(沼正三著)にこういう記
述がある。 人間を改造して作った奴隷ロボット(ヤプー)は、常に主人に
付き添い、便意を催したり・尿意を催すと、直ちに主人の肛門や泌尿器にへ
ばりつき、糞便や尿を吸飲する。 後は綺麗に舐め尽くして、ペーパーを
必要としない。
一種のマゾヒステイック小説でしたが、一般に「事実は小説よりも奇なり」
と言いますから、小説でこういうものが登場するということは、事実関係で
はすでにそういう物があってもよいと思うが、糞便を処理するロボットなん
て、寡聞にして聞いたことがない。
火星にまで行って土を採取してくるほどに科学が発達しているというのに、
50年前に小説のテーマになった、ロボットがいまだに完成していないことに
は、少々がっかりする。