小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

死亡法案2

2022-09-22 08:16:37 | 日記

                       R 04.09.23    死亡法案2   NO.3656

    垣谷の「死亡法案」は政治家の駆け引き・庶民の反応等面白おかしく描か

れていて、娯楽本を読む感覚で面白おかしく読めるが、法案の対象外として

皇族・国会議員をかかげていること・健常者も・回復見込みのない寝たきり

病人も、同じく70歳になると死ななければならないという矛盾がある。

この小説では、この法案は結局のところ国会の審議が進まず廃案となるが、

考えさせられることが満載している。

回復不能の状態なのに強制的にベッドに縛りつけられて、無理やり延命治療

を受けさせられている人がいる。

長期入院のために深刻な床ずれ(褥瘡)になって苦しんでいる人が居る。

こんなことは苦痛を与えるだけであって、これは人権蹂躙であり、虐待でも

ある。  意識がしっかりしていれば、死を望むかもしれない。

70歳は少し早いかもしれないが、条件付きならば「80歳死亡法」というもの

があってもよいと思う。

・・・続く