R 05.07.20 ショック NO.3903
ショックドクトリンという言葉がある。 テロや大災害など、恐怖で国民が思考停止
している最中に、為政者や巨大資本が、どさくさに紛れて過激な政策を推し進める
悪魔の手法の事である。 アメリカでは2001年9月11日のニューヨークセンタービル
襲撃事件のすぐ後に「アメリカの治安と国民を守るため」の愛国者法が可決された。
この法律は、 個人や企業の通信記録や個人のプライバシーを監視し、これに反対する者
をテロリストだと弾劾するものだ。
国内には洋服を着たままで丸裸に映る3000万台の監視カメラが設置され、学校に工作用
の小さなハサミを持ってきた女子児童が、警察に連行されるという「事件」もあった。
国家とは気をつけなければ、何をたくらむかわからない危険な存在だ。
*堤 未果著 「ショックドクトリン」より。