28.04.08 蟷 螂 の 斧 NO.1125
「カマキリ」の「斧」ですね。 古代中国の斉の荘公が出猟した際に道端にカマキリがいて、通すまいと
して前足(斧)を上げて防ぎとめようとしたのを、荘公が勇者(弱い奴なのになかなかやるじゃん!)だと
して、これを避けて通った故事で、儚い抵抗を意味するものです。
国家とか政治権力が行う理不尽な政策や、強大な組織暴力団や闇の勢力が、無理難題を吹っかけて
きても、それに立ち向かうには弱小市民には、あまりにも戦力が乏しく戦いようもない。
相手に弱点があればその弱点を一気に突くと、案外勝機あるのかもしれませが、それでも、おおむね
我々小市民が用い得る手段は「蟷螂の斧」のようなもの。
出来ればそういう勢力とはかかわりになりたくないものですが、相手が国家だとそういうわけにも参り
ません。 いま、日本の野党を見ていると、与党に対する戦いはこの「蟷螂の斧」に見えてくる。