小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

寿命30年

2018-02-08 19:29:29 | 日記

      30.02.10     寿 命 は 30 年     NO.1796

  企業やその他の組織の寿命はおおむね30年という説があります。 

創業10年にして成長軌道に乗せる。 その後10年は成長過程で20年目ころから、知

らず知らずの内にマンネリ化と社会・経済に変化に対応しきれなくなって行き、30年に

してその弊害が露呈する。

先年倒産した我が業界のS不動産も総業30年くらいでした。

長い航海をした船長は貴重な体験を積みますが、その間に船底にはびっじりと牡蠣が付着

して、船の進行を阻害するようになっていますが、一般にそう言うことには気がつきませ

ん。  経験を積むことは重要ですが、マンネリに陥っては破綻をきたします。

人はみんなそれぞれの分野の「船長」です。

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こぼれ梅

2018-02-07 19:40:14 | 日記

     30.02.09     零  れ  梅      NO.1795

「こぼれうめ」という食品があります。昔は伊丹名産だったといいます。  酒粕をか

すになるまで絞らない一歩手前の、アルコール分を多く含んだ食品です。 炭火で炙っ

て砂糖をまぶして食すると結構美味だという。原料が米だから雀が好んでそれを食う。

アルコール分を多く含んでいるから、スズメは酔っぱらって飛べなくなって手掴みで掴

まれて焼鳥屋のネタになる? (雀を生け捕りにする方法)

いまどきの焼き鳥と言えばおおむね鶏で、雀は置いていませんが昔は雀・モズ・山鳩・

雉でした。

ところで、やくざが小金を持った堅気を狙っています。 その餌は女と金です。 

いい女をそれとなく近づけて懇ろにさせたころ合いを見計らって、「アヤ」(因縁)を

つける。 ばくちも女も最初のうちは甘い汁を吸わせておいて、結局は脅しをかけて骨

の髄までしゃぶりつくされて再起不能となる。

いまのヤクザは見るからにやくざと判る格好をしていません。

旨い話が最も危険です。  手つかみ出来るところに「こぼれ梅」が撒かれていても

「おれがそんなに持てるわけない」と思って、そんな話に乗らないことが一番安全でし

ょう。

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猿 

2018-02-06 13:51:41 | 日記

   30.02.07           猿          NO.1793

  真偽のほどは解りませんが、猿を生け捕りするのは簡単だといいます。

やっと手が入るほどの細い首をした重い鉄瓶の中に好物の栗の実を入れておく。

そうすると猿がやって来て手を突っ込んでそれを取ろうとする。

ところが、栗をつかんで掌がこぶし状に大きくなると筒から手が抜けなくなります。 

栗をあきらめて手放せば手は抜けるので逃げられるのですが、欲が深いのかそういうこ

とが分からないのか、栗を握ったままの状態で逃げられないために人間に簡単に生け捕

りにされるのです。   でも、人間だって猿を笑えない。 

両手(能力)いっぱい以上には仕事はできないし、体力にも限界があるのにそういう配

慮をしないで、無限に業績を上げることに挑戦する。

かく言う私も、バブル崩壊の時に思い切って「幻の資産」を手放したから、借金地獄に

陥らなくてなんとか生き延びることができたのですが、同業者の中には、その幻の財産

をいつまでも手放さないで、持ち続けたためにバブル崩壊の津波にのみこまれて首を括

ったり、蒸発してしまった人がたくんいます。

椎名麻佐江氏著の「100万人を大銀行の犯罪」によると、あのバブル崩壊で100万

人が破たんしたとあります。

 

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内憂外患

2018-02-05 19:46:06 | 日記

      30.02.06    内 憂 外 患   NO.1792

 たとえば家庭内に夫婦の不協和があって(内憂)勤務先の仕事がうまくゆかない(外

患)があるというような場合です。

これらは相互に牽連しあうものですから、どちらか一方にそういう状態が発生するとも

う一方でもその対象となる「患」なり「憂」が発生するものです。

ところが「外患は内憂を制す」という法則があって国家単位で見れば、まさにそういう

作用が働きます。

かつてアメリカでは、財政赤字・ドル安・貿易赤字という三重苦の内憂を抱えていたと

きに、9.11の事件があり、イラク戦争激化という「外患」が生じたために、内憂の

方は消えてしまって史上最低の大統領と言われたブッシュ(ジュニア)が再選されるこ

とになった。

いかに夫婦喧嘩をしていても、その家に強盗が入ってくれば仲の悪い夫婦だって協力し

て対処するということになるでしょう、それと同じ。

北朝鮮の金正恩がアメリカに対して、蟷螂の斧みたいに抵抗しているのは、まさに国内

が危うい状態なっているのかがわかるというものです。

金正恩は「外患」で支えられている。 安倍信三も北朝の「脅威」を煽って一強他弱を

実現している。

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窮鳥

2018-02-04 19:28:35 | 日記

     30.02.05      窮    鳥      NO.1791

 「窮鳥懐に入れば漁師これを撃たず」といますね。 逃げ場を失った鳥が漁師の懐に飛

びこんできた場合、漁師はいかに職業とはいえわざわざその鳥を懐から取り出して、鉄

砲で撃つというようなことはしない・・・という意味でしょう。

でも、これはその鳥をふところから取りだして逃がしてやるという意味ではないでしょ

う  獲物を撃つのが職業だから、わざわざ鉄砲で撃たなくっても勝手に懐に飛びこん

できたのなら、僥倖であってもその獲物を開放するということしないでしょう。

ところが日常使用されている言葉の意味はそうではなく、困った時は相見お互いだから

胸襟を開いてその相手方の懐に飛び込む勇気が必要・・・というように解釈されていま

せんか?  しかし今の時代、困ったからと言ってむやみに人様に悩みを打ち明けるの

は賢明なことではなく、むしろ危険ではありませんか?

相手が弁護士だって・政治家だって・宗教家だって・まして暴力団員だって、弱みを握

られるだけで決して素晴らしい助言や支援をしてくれるわけがありません。

困ったことは頼りにはならないものの行政機関や本当に信頼でる人に相談するほか、自

分で解決するほかありません。

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