勝手なつぶやき

今日あった事、見たり聞いたりして感じた事、
ふと思い出して記憶がよびさまされた、そんな事を呟いてみようか・・

「名前」から長い話

2009-12-20 22:07:17 | Weblog
今日のA新聞の「天声人語」は名前の話だった。

<昭和の半ばまでは女の子の名前は大抵○子だった>で始まり、
○美など「美」のつく名前が一時代を築き、ここ10年は百花料欄、
我が子に個性的な名前をつける、というもの。

例として、七音(どれみ) 一二三(ワルツ)
どれみちゃんにワルツちゃん(ワルツクンかも)

は~ぁ、 本人はこれでいいのかなぁ?

私達三姉妹は勿論昭和の半ば以前に生まれているから平凡な名前を
つけられている。
上からY子 A子 J子。

子供の頃母に、何故私にA子とつけたのかと聞いたことがあった。
答えは「近所に女の子がいっぱいいて、A子はいなかったから」と言った。
なんとまあどうでもいい、いいかげんなつけられかたではないか。

その母親の名前は三枝。
母達も三姉妹だ。
上から一枝 二美(ふみ) 三枝。

軍人だった父親が三番目も女だったのにがっかりしていつまでも名前を
つけなかったそうだ。
その時7歳くらいになっていた長女の一枝が「みえちゃんにしたら」と言って
三枝になったと、一枝伯母に聞いた事がある。

こちらは余談だが、
地方紙の訃報欄に高齢の方で○○ヂヨ子という名前があった。
これはきっとでなくチヨコとつけたつもりではないだろうか。
訛りのある東北地方だから、役場に届けた人がチに濁点をつけてしまったのだと思う。
よくあることだ。

物心がついてもしも名前が気に入らなかったら親を恨むしかない。

「お母さん 私はA子でいいです。」