訃報で想う

地方紙の訃報欄で名前を見て胸がざわついた。
この人はあの人！

思えば遠い遠い昔のこと、小学一年から三年まで同じクラスだった男の子。
あれが初恋といえるのかなぁ・・・

恋ともいえない。
なぜなら小三まで同じクラスだったというだけで、その後、小、中も同じ学校だったはずなのに
なんの覚えもないのだから。

ただ大人になっても子供の頃の夢をよくみるのだが、そこにその男の子がかなり頻繁に
出てくるのが不思議なのだ。

彼、Ｔ君との接点として覚えているのは、小三の時に劇の練習でお家に行ったことと、
高校生の頃、我が家の門の中をＴ君と彼の兄が二人で覗いていたのを私と姉が見つけたこと。

彼の兄と私の姉も同級だった。

家業を継いだのか建設会社の元取締役、商工会議所元副会頭とか偉そうな経歴が書いてあった。

Ｔさんのご冥福を祈ります。

　　　　　　　　　　　　　　雨上がりのせせらぎ小道