続きを書くのをたいへん、お待たせいたしました。現在10月1日の夜10時ですが、これからこの章の、続きを書き始めたいと思います。なお、この章は、総タイトルを、9月30日から、10月1日の夜11時まで、『日本を安全に、植民地化する為には、バターとジャズを大量に与え、AFSと、ICUを創る事だ』としておりました。が、そこで、二回目のものと変更をいたしました。
これは、前報
戦後の日本を支配する為には・・・東大に俊秀を集め、その上で彼らを潰せ。頭脳的な、断種を実施せよ△ 2015-09-29 13:57:04 | 政治
の続きです。だから、章立ては、第八章から始めます。
ところで、これは、フィクションとして書く現代日本政治の5でもあります。
舞台は、1944年の、ホワイトハウスの一会議室で、ルーズヴェルト大統領をはじめ、6人の枢要な人物が集まっている前で、ラドクリフ・テーラー准将は、敗戦後の日本をどういう風に、植民地支配をしたらいいかを、彼らへ語っているところです。ラドクリフは、表向きはNavyの事務屋ですが、裏では、CIAの要職に在ります。ただ、優秀なサラリーマンとして、雇われたから、そこに、勤務しているというわけではなくて、 三代前に、ヨーロッパから送り込まれた大富豪家の、末裔で、選ばれた任務を持っています。で、当時のアメリカでの、フリーメーソンの階級ではトップを占めます。現在は、NAVY勤務と言う小市民の顔を隠れ蓑としながら、並行して、就務しているCIAのオフィスで、そちらでの、部下を使って、日本研究をしている処です。
で、戦勝国として、日本をうまく植民地支配をしていく手法を、研究し、それを、説明をしている処です。特に、中流の下の家に生まれた、気骨ある青年をいかにしたら潰せるのかを、考案し出し、それを、説明をしている処です。ラドクリフに拠れば、
・・・・・・現在(=1944年)のところ、アメリカの有名大学と同じく、試験が、緩やかな6か所の帝大と言うものが、あるが、それを、レベルダウンをさせ、他の多数の専門学校と言うものと同等にし、そのうえで、東大だけを、突出して、有名な、ハイレベル校として、国民の間に、定着をさせる。そこに、俊秀を集め、そのうえで、さらに、大学教授になるのが、最終的勝利だという概念を彼らの間にばらまく。・・・・・その後、東大教授の間に、『本当の俊秀を選び出して、後継者にすると、自分の立場が将来脅かされる』という意識を植え付け、真の意味での、優秀な青年を地方へ送り込む。それは、一種の『檻』に閉じ込めたことと同等に、なり、これを、数世代繰り返せば、気骨ある日本人は消え去り、・・・・・ 日本人を、もっとも、際立たせている武士道と言うものも、漸次消滅していくはずであり、将来、アメリカを批判し、アメリカに、歯向かってくる、神風特攻隊めいた、革命家の芽をつぶせるはずだ・・・・・となります。
しかし、ここからが、今章の始まりとなりますが、
第八章、『茶の湯を説明し始める、ラドクリフ』
第七章まで、説明をした時に、ルーズヴェルト大統領から、「しかし、どうしたら、彼らを、そういう方向へもっていくことができるのかね。特に、東大教授の間に、<本当に、優秀な人間に、跡目を継がせると、自分の地位や安寧が、脅かされる>という意識を、どうして植え付けることができるのかね」と言う質問が出てきた。
ラドクリフは、「はい、おっしゃる通りです」とまず答えた。その次に、又もやとうとうと、持論を開示する。
日本人のコミュニケーションの取り方を研究しておきました。彼等のトップレベルの連中は茶の湯と言う趣味の世界を利用します。それは、3m×3mぐらいの、たいへん狭い部屋の中で、椅子もない形で、お互いの体を接して、飲食をします。お酒はあまり供されません。私達から見ると、「えっ。どうして、金持ちが、そんな、掘立小屋で」、と言うほど、質素な形で、会合を行います。
しかし、先ほども説明をした通り、徳川家康と言うショウグンは、国民の間に、菜食を励行しました。そこだけは、我々には理解不可能なところがあるのですが、ゴールド満載のきらびやかなインテリアを好む一方で、詫び、さびと言った、まるで、earth そのものへの賛美のごとき、質素さもまた、垂涎の的なのです。
と言うのも茶の湯の世界では、そこで、使う道具類に、日本社会固有ではあるものの、莫大な価格がついていて、その値踏みが正しくできるかどうかが、また重要なのです。そこでの会話を、的を得て交換をし得てこそ、自分たちが、上流であることを証明するので、茶の湯は、密談と謀議の場としても、重用をされています。特にトップレベルの実業家たちに、重用をされています。
そして、前にも述べました、静謐(サイレンス)と言うものが、ここでも珍重をされています。バックグラウンドミュージックなどは、ここでは、用いられません。しかも、不自由な形のドレスである和服を着て、正座と言う、動きが非常に不自由な姿勢で、長時間を過ごします。極めてストイックな世界です。
しかし、一番特徴的なのは、参加人数が少ないという事です。せいぜい、六人以内です。となるとお互いの発言が、きわめてストレートに記憶をされます。
で、こういう場所は、洗脳の場としてはふさわしくありません。誰が、エージェントであるかが、すぐ、わかってしまいます。
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第九章、『料亭文化と、芸者の、説明をする、ラドクリフ』
とこで、上でコミュニケーション様式は極く、上流会級の間でのマナーです。茶の湯とは、一種の秘密結社に似ていて、相当に長い年月をかけないと、その世界に入ることができません。たとえば、300年ぐらい前に、突出した指導者がいたと、ご想像をください。その人間が、何でもない、庶民の器、例えば、KOREAの農村で、使われていたものを、『これは、ニュアンスが、素晴らしい』と、感じ入ったとします。すると、それに似たデザインのものが、たちまちに、数千ドルの値打ちを持ちます。(これは、1944年のアメリカの貨幣価値でそれを言う) その美意識と価格は、世界には、まるで通用をしないものです。しかし、それが、分かるということが、彼らの連帯意識を刺激し、誇りをあおるのです。抽象的な記号の世界ですが、それが、共通項である、秘密結社なのです。そして、そこへ入るためには、数千の、プロトコールとマナーをマスターしないといけません。
だから、一代で、成り上がった人間には、マスターをするのが無理な世界です。
一方で、日本には、特に最近の東京では、新興のリッチ・ピープルが出てきています。日本の明治維新とは、欧米と同じで、下の階級が上の階級を追い払うという向きもあったのですよ。だが、欧米と決定的に、違うところもあります。それは、その革命前までは政治的には、無力だったが、国民の崇拝を受けるという意味では、最上位の階級の人である天皇を、その革命集団が、味方につけたことなのです。そして、実質的な、貴族であり最上位の政治権力者である、徳川将軍家を、追い払ったことなのです。で、その国家運営は、共産主義ではないのですが、国家主導型です。しかし、天皇が主導する国家なので、国営を、官営と言う特殊な名前で、呼びます。
で、そういうあらかじめ大きな計画性と、大量の予算と、大量のスタッフを注ぎ込んでいますので、たいていは成功します。そして、その管理部門で働いているのが、以前(前報)で、言ったたくさんの大学を、卒業した、人材です。彼らは、社会的に高い地位にあり、高い給料をもらっています。それらの階級が利用するのが料亭と言われる、個室形式のレストランです。
彼らは、現在、金を持っている連中ですから、華美と贅沢を好みます。快楽も好みます。で、料亭では、量の多い高価な食事が提供をされ、酒も出て来て一緒に飲みます。そして、懇談が終わり、主要なコミュニケーションが取れたのちは、懇親の場になり、芸者と言うプロの女性たちが出てきます。彼女たちは、小さなサロンで、ダンスを披露するバレリーナみたいなものです。
で、料亭では茶席と違って、相当に、リラックスした付き合いが生まれます。が、それでも、そこを洗脳の場とするのは無理です。と言うのもやはり、出席者は、数が少なく、お互いによく知り合った知己同士なので、誰が何を言ったかを、他の人間が覚えているからです。
で、この様に、日本人のお互いの間のコミュニケーションの取り方を研究してみた結果、<そこを変えれば、彼らを、いい様に、洗脳し、馴致できる筈だ>と言うことに気が付きました。
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第十章、『パーティ文化を導入させよう。そここそ、好適な洗脳の場所となる』
結局のところ、落ち着いた、話し合いと、静謐を好む、今までの、日本人の、社交生活を、あのままにしておくと、我々の安全性は保たれないのです。ともかく、生活様式を変更させる必要があります。アメリカ文化を導入させる必要があるのです。
我々は、パーティを良くします。知らない者同士が、交流をできる場所として、それを、利用してきました。ありとあらゆるソサイエティで、大小のパーティが開かれています。未知の人、既知の人が入り混じって、会話を楽しみます。ところが、日本人には知らない人と打ち解けて軽いレベルの会話を、ジョーク交じりに行うという習慣がほとんどありません。
新しい、知己を得るのは、紹介と言う堅苦しい様式を取る場合か、その人間が、フレッシュマンとして、新しい学校とか、新しい会社へ入社した時に限るのです。
ですから、すべての交友が、厳密であり、いつも明快であり、洗脳をしていく、隙がありません。しかし、立食ーパーティですと、特にアルコール類が入ると、彼らの注意も散漫になり、かつ、誰がどういう話をしたかが、ぼやけてくる可能性があります。そここそ、最上の洗脳の場になる可能性があります。我々が、エージェントとして、訓練を施した人間に、我々の意図した通りの、発言をひそやかに語らせるのです。
声高に、主張をする必要はないのです。静かに、誰を相手にして語るでもなくと言う形でもいいのです。たとえば、前回に、説明をさせていただいた、<東大教授に、優れた弟子に、次の席を渡させない様にさせる>という話ですが、それこそ、耳打ちに近い形で、「いや、いやな話を聞きましたのですがね。私の知り合いの、教授が、弟子に、刺されたらしいですよ。無論、抽象的な言いで、実際に刃物で刺されたわけではないのですが。でも怖いですよね。若者の文化は、よくわかりませんから」と、出も言わせればいいのです。
その種のマイナスの方向へ向かう話は、実は、華やかで、公の席では語りにくいものです。しかし、周到に、準備させると、そのマイナスの部分が、大きな効果を発揮するはずです。まず、立食パーティは、常に、100人を超える規模で、行わせる様にしましょう。そうすると、いつも、会場内は、うわーんと言う喧噪に、包まれます。もっとも、高貴な日本人の性格が現れる環境は、静謐が、充ちた場所だと、私は、少し前に言いました。しかし、立食パーティの席は、静謐とは、無縁です。そこで、ひそかに、マイナスの方向へ向かうセリフを放つのです。その結果ぼんやりと、耳に入ります。確定的なことではないのだけれど、耳からそれが入って来て、潜在意識の中に定着をします。
先ほど、大統領は、「どういう方法で、東大教授に、<優秀な若者を弟子と言うか、次の教授にすると駄目なのだ。自分が、後日、損をする>という意識を植え付けるのかね?」と、私に、お問い合わせになりました。それを可能にするのがこの方法です。
日本人には、この立食パーティと言う形式は、定着しておりません。しかし、大きなホテルのは、ダンスホールを備えている処とかロビーが広いものがあります。
そういうものを最初利用をしていきますが、そのうち、別の新しいそれ用の私説を、新たに建設させます。そして、ありとあらゆるフィールドで、立食パーティを、二次会として開かせるという文化を根付かせていこうと思っております。それをありとあらゆるフィールドで、流行をさせます。たとえば、弁護士たちの会合、医師の会合、建築家の会合、経営者たちの会合、農業従事者たちの会合、漁業従事者たちの会合、とうとう、すべての会合の後には、全員参加の懇親会を開くというシステムを導入させるのです。
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第十一章、『<まず<学術会議を狙っていきます>と、ラドクリフは、宣言をした』
その様な新しい生活様式を採用させる場合、どこかに、ターゲットを絞って、そこが活発に、そういう二次会を行うと、させましょう。私が考えている候補は、学術会議です。学者と言うのは、もともと理性的で、この戦争も、ついに最終段階に来てしまっていて、日本が負けるということを見抜いていると、私は見ています。だから、我々が侵攻して行っても、大歓迎をしてくれるはずです。特に我が国は活発な学術雑誌発行活動を行っております。そこに投稿をして来た人間を、選び出しているところです。その中で、以前も、申しました様に、欧米に、すでに、留学経験がある人間を、最初に、攻撃して行って、こちらの味方にさせるつもりです。
彼らはたいへん冷静な種族であり、西洋かぶれと言う言葉で、他の日本人からは、今まで嫌われていて、自分を隠しておく必要がありました。それが、快方をされるのですから大歓迎をしてくれるはずです。
そのうえで、彼らの性格をよく見て、利用できるレベルに分けて、ごく深いレベルで、利用できる人材には、賞とか、メディアへの露出等の、機会を与えて、厚遇をしていきます。そして、アメリカ大使館での、パーティなどに、積極的に招き、特権意識を植え付けます。
本章はまだ、完成とはいいがたいですが、ここまでで、一応ある程度の、意味付けは済みましたので、ここで、また、パソコンから去らせてくださいませ。続きは明日書きます。どうかよろしく。