新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

財務省がいつも目先の利益にとらわれる:教育などは国民全体が受けやすいように改革すべきである

2015-05-22 00:34:57 | 教育

こんばんは

 

先ほど帰ってきて、ブログのアクセス数を見てちょっとびっくりしました。

なんだ、これは。連日更新していた時も4000/日が最高だったような・・・(汗

 

なんとなく、大勢ではなくて少数の方が集中して同じような時間帯に見ているようなので・・・変な人たちに嗅ぎまわられていたりして(笑

 

このブログの記事数は2100程度ありますので…すべての記事をチェックしたらそうなるかなぁと(汗

 

さて、今日はフェイスブックで知ったこの記事を紹介して終わります。もう日付変わっていますし。

 

財務省が「国立大の授業料」の値上げを提案!私立大近くまで引上げ

財務省が「国立大学の授業料の引き上げ」を提案した。

授業料の値上げを提案

財務省は11日の財政制度等審議会で、歳出見直し案として「国立大学」の授業料を引き上げる案を提示した。

現在、国立大学の多くは授業料を文部科学省が定めた標準額(53万5800円)としている。

「富裕家庭の子どもも多い」と財務省

財務省は「国立大の入学者には富裕家庭の子どもも多い」として、私立大の授業料(平均86万円)近くに値上げをするべきだと提案した。

また、親が低所得で優秀な学生については、奨学金制度を充実させるなど「学ぶ意欲」を重視した改革を行うべきだと述べている。

ネット上には「ふざけるな」という声が殺到

この提案を受けて、ネット上には怒りの声が殺到している。

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ネット上ですでにいろいろ言われているようですが、すでに教育格差があるといわれております。子供のころから勉強ができる環境で育てば、「安くて、自分の望んだ将来への道につながる国立大学に入る」のは当たり前だと思います。

 

僕も私立大学に行くなら働けと言われていた口ですし、予備校に行くのにためていた大学への資金をすべて使いましたしね・・・。

 

僕は昔から教育が最も重要であると書いてきました。

めざす教育:賛否両論だろうな

常に死を覚悟し、一生を生きる:死ぬまでに目標を達成したいものだけど・・・

日本の財産は人:時代の変化に合わせた教育改革を

 

ついでに

教育費の数値目標見送りへ:やはり日本をダメにするのは財務省

おまけで

「アンフェタミン的多重知能理論:個人の考えですけどね」

 

財務省というところは「頭が良い」ような気がする方々が集まられるのですが、利益に重視するあまり「目を曇らせて」、眼前の利益にばかり集中する傾向があるようです。教育はいつも書いていますが、10年後、20年後にこの国がどうなっていくかを決めるものです。

 

恐らく、国立大学の授業料を値上げすれば、よい国立大学に「裕福な家庭」の人間が集まっているから、値上げしたら分散するのではないかと思っているのだろうと・・・・。分散するかどうかと言われると、おそらく「評価」が変わらないので、分散はしません。(ただ、お金がかからなくなればよいのかもしれませんが)

奨学金を利用できる制度だとしても、優秀だがあまり裕福ではない家庭の子供が「大学進学をあきらめる」という事態になる可能性の方が高い気がします。あと、大学に行って遊ぶ人間が減る可能性はありますが、それはむしろもっと若い時期(小中学時代の教育)が重要だと思います。

 

いろいろ書いていても、とりあえず思うのは「国立大学の受験料を上げたことで、国民は教育を受けにくくなる以外に、何かメリットがあるのだろうか。何もメリットがないのに教育という最重要ポイントをどうにかするような政策を口に出すような人間は国民のためにならないので、省庁から退職して利益を追求する民間組織に異動して欲しい」ということだけである。 

 

よく言われていることですが、日本の教育支出の対GDP比はOECD平均の3.6%より低い2.7%です。本来、国がもう少し教育にお金を使用してもよいところ(それでも2014年のOECD報告では、確か教育への支出は増大しているということですが)です。財務省が、いつも目先の利益に執着して、何かと言えば医療や教育という「将来的に重要」なところから金を削っていくのが理解できません

まぁ、こんな改革(改悪?)が行われないとは思いますが、実行するならばもっと詳細な情報を国民に提示して、具体的な予測を立ててほしいものです。

 

いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。

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それでは、また。

コメント (6)
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