ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

飯田城址をご案内できました

2017-03-28 07:20:44 | わが里の飯田城址ほか中世城館の記
 こちらは、物見やぐら址ですが、これから城址の最奥部へ。



主郭を縦断し、土塁を斜めに下る、最大の難所を降りました。



幸い、登山家さんも同行されましたので、何とか踏破。
お話しながらでは撮れませんの、ここで撮らせて頂き、失礼しました。



さらに、北の帯曲輪から、築城の当時をしのぶべく東へ歩きました。
城址の規模と、良好な保存状態に、参加者の皆様からは驚嘆のお声が続々。
そして。



きびすを返して、西の角からさらにおりますが、ここには横矢掛と思われる土塁が交錯する地点。
この日は幸いにして、茨城県北ジオパークインタープリターの西原昇治先生が同行されましたので。
地質と地下水と土木のプロの視点から、詳しくわかりやすく、現場のご解説を頂きました。



 さらに急斜面を下り、大堀切の底から戻りましたが。
天然の地形を生かして、人工の土塁を巧みに配した飯田城址。
震災でも全く崩壊した形跡が無いところを、西原先生の解説で、しかと納得いたしました。



西原先生、有難うございます。
ここには、築城の原点があるとの太鼓判も頂きました。
水戸城址の地質にも詳しいお立場からの認証ですので、笠間城関係者の皆様にもインパクトがありそう。



タイ・アメリカ・フランスからの高校生の皆様にも、なんとか楽しんで頂けたようで。
皆様をご案内する必要から、今回のアクセス路整備ができ、御縁に感謝です。
今後も調査を重ねれば、笠間城址の国指定史跡化に向けても、援護が出来る気配。



それとは、別に、森は楽し。
面白くないとされている杉林にも、フユイチゴさんの群落あり。
野鳥さんが召し上がった後のガクの赤みに、カメラを向ける皆様もあり。



楽しく無事に、お帰りあそばされました。
行動中は、雨もほとんど降らずに花粉も少ない幸いでした。
このあたりで天蚕さんの繭を拾い、都内からお運び頂いた参加者さんに里山からのプレゼント。



春蘭さんのお花も鑑賞できて良かったですが、帰りに地元の陶芸家さんとすれ違いました。
仕事で一行には間に合いませんでしたが、久しぶりに行ってみると、城址少年の目の輝き。
知られざる城址への道は、今始まったばかりなのでした。
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