ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

白梅さんほころび再起の決意です

2012-02-28 19:00:27 | 庭の仕事誌
 白梅さんが、ほころびました。
青葉も、表情がほころびました。
ほころんだところで、久しぶりに仕事の話題なのですが、問題解決が必要な、ほころびのお話です。



アラカシさんの生垣の足元で、ほころんでいるのは、雑草防止のシートさんです。
お施主さんの個人情報保護のため、小さい画像です。



樹脂の繊維で織り込んだ、水は浸透させ、草は止めるという特殊シート。
最近は、公共工事の現場なのでも、よく見かけます。
この現場は、道路工事が予定されていて、本工事までの仮の措置でした。

メーカーさんのカタログでは、太陽光に露出した状態ても、10年は耐えるというご説明。
それが、3年足らずで、あえなく敗退。



ちなみにメーカーさんは、世界中で有名な、とある大企業さんです。
20世紀の産業史に欠かせない、名高い技術革新の足跡も残されています。
そういう名門さんの、一番グレードの高い品目でも、結果はさまざまです。

取り次いだ問屋さんも、取り急ぎ調査に乗り出しました。
現場、現物、現在、この三つの「現」が、品質管理の基本です。
論より証拠、結果がすべての現場です。



はじめは、カラスさんが、何か特別ないたずらをしたのかと思いました。
ところが、既に全面が劣化して、ぼろぼろになっています。
お施主さんに提案した青葉といたしましては、まず、お施主さんに現状を報告し、お詫びしました。



10年の予定が1年短くなったというレベルではありませんから、身を削ってでも対応が必須。
他にも、別のカラーで施工した現場があり、調査が急務です。

こういう仕事をしておりましても、文明の利器のお世話になります。
便利で高度なものほど、落とし穴がある。
文明にどっぷりと漬かり、予見し出来なかった現代庭師への、お天道様からの戒めです。



しっかりやれよと、オオイヌノフグリさん。
雨にも負けず、冬の寒さにも負けず、欲は無く、地面の上で、いつも静かに笑っております。
お天道様が、破れたシートさんと青葉の背中を照らしていました。
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