ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

秋の彼岸に忘れ草と思い草

2011-09-23 07:20:24 | 野の花の笠間茨城
 秋のお彼岸も中日を迎えました。
この日にちなんで、野の花を思います。

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 今朝もまた、今年は特別と、あらためて感じます。
例年ならば、お墓参りや古いご縁の方とのお付き合いなどの日として、現場を休むのがならわし。
今年は台風一過の影響もあり、これから現場を巡回します。

近くのソバ畑の中には、風で茎が引きちぎられた場所もあったという話ですから、相当な風でした。
大雨の影響も大きく、水戸に住む知人も、那珂川に近いため、避難勧告で一夜の避難。
全国的に皆様お疲れですので、今日もしっかり動いて、取り急ぎ環境を整えたいものです。

 我が家の裏に咲いていたこの花の名は不明ですが、旬の趣も美しいので、調べるより早くお伝え致します。
マメの花ですから、ハギに近い仲間で、ハギ同様、パイオニアプランツです。
道の切通しの斜面にも群落がありました。

小さいせいもあってか、これまで気づいていませんでした。
毎日見慣れている風景の中に、見過ごしていたものが余りにも沢山あります。
気づく心というものを忘れていたことに、最近気づきはじめました。

 忘れていたことを思い出すのも、お彼岸というものです。
墓参をしながら、ご先祖さまのお小言を頂くということも大切ですね。
人間、言われなくなったらおしまいですから。

今朝は、先人への感謝を忘れないためにも、シオンの花を一枚撮ってみました。
お彼岸に合わせるように、庭に咲くこの紫の花は、思い草とも言われるとか。
小学生の頃、何かの本で忘れ草と思い草の話を読んで以来、こちらも調べないままに何十年。
記憶の物語は、元が今昔物語で、原典は万葉集という、親のお墓に植えられた草花のお話。

 懐かしい方々の墓苑近くには、やはり忘れ草ではなく、思い草を植えたいものです。
記憶によれば、その本では、忘れ草はススキと書いていましたが、原典ではカンゾウの仲間だそうです。
ススキという説も調べていますが、目下のところ不明で、あの子供用の本がいい加減だった可能性もあり。
もっとも、今朝の冒頭の写真も不明な私ですので、追求はこのこのくらいにします。

カンゾウの話をしていたら、肝臓さんが目覚めて来ました。
実は昨夜、少し遅めの飲み会がありました。
皆さんいろいろありましたから、台風去って、上手な息抜きで生き抜きたい笠間です。

 美しいお彼岸時期を忘れないススキさんは、今年も野山で優雅に揺れています。
ちなみにススキの根元に寄生するナンバンギセルさんを思い草と言うそうです。
ススキさんはどこにでも勝手に生えてきます。
もしかして、お墓に勝手に生えたススキと思い草のコンビと風流人の出会いから、物語が生まれたのかも。
庭師も勝手に想像したくなるような、笠間の里山の秋景色です。

 では、今日は一段と美味しいお水を頂き、遅めのスタートにて、安全第一で動いて参ります。 




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