ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

台風一過、笠間の里の東の空

2011-09-22 06:34:41 | 里山に捧ぐ



 台風が本州を縦断しました。
被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。
都会の交通機関も止まり、不眠の一夜を過ごされた方も多いようです。
何よりもまず、御身体の無事をお祈りいたします。

茨城・笠間も昨日の宵の口は大風でした。
台風の進路近くの東側では、被害が大きくなります。
この時間、まだ、ニュースは見ておりませんが、やはり収穫期、農産物の被害も気になります。

 暗いうちから、近くを確認して回りました。
我が家の柿の長老も、梢が折れて、まだ青い実をつけたまま落ちています。
稲刈り後の田んぼが冠水した向こうで、空が明るくなりはじめました。

明けゆく東の空を見ながら、ブドウ園を思いました。
向こうの山の麓、友人たちもブドウ畑では、収穫の最盛期を迎えています。
やはり最盛期、茨城・笠間の栗も気になります。

 昨日は何年ぶりかで、母屋の雨戸を立てました。
災害が少ないという茨城ですが、今年は大震災で、皆の意識が変化しています。
忘れた頃にやってくるという天災を、常に忘れないということが大事です。

嵐が来てから出来ることは、安全な場所でひたすら過ぎ去るのを待つのみと、あらためて感じました。
天災を忘れず、事前に想定して、冷静に備えておく。
その備えを超える力が迫ったときは、ただただ避難、限られた状況で最善を尽くすのみです。

 昨日の私は、大雨の中で、排水の確認など、庭の現場の巡回でした。
まだ稲刈りを終えていない方のお話も伺いました。
仕方ないという観念と、実りの秋を迎えている感慨とが、ともに言葉にありました。
自然さんの大きさを、皆があらためてかみしめています。

風で倒れかけた稲ですが、なんとかぎりぎりで持ちこたえているようです。
機械化されていますので、作業は田んぼが乾いた後に再開の見込みです。
里の先人も皆体験してきた台風。
そして、畦には、大風の直後でも無事な彼岸花が。

この花を、どのようなまなざしで見つめたものか、先人の足跡を思いました。



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