ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

見上げてごらん夕焼け狂言

2011-09-27 06:01:15 | 里山の役者たち
 昨日の笠間の夕焼けは美しいものでした。
雲も山並みも。
それに負けじと電信柱さんたちも。
なかなかの役者さんのようです。

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 昨日は素晴らしい夕焼けに出会いました。
夕焼けの下、防災無線さんも見とれています。
毎日夕方5時には、こちらの拡声器から毎夕の名曲の伴奏が流れます。

名曲の名は、坂本九ちゃんが歌った「見上げてごらん夜の星を」。
永六輔さん作詞とは聞いていましたが、劇中主題歌だったとは、最近知りました。
1960年に公演された、同名のミュージカルで歌われたというお話。

 高度成長時代、東北から集団就職で上京して、工場で働きながら定時制高校生に通う若者達。
苦しい時も故郷を思い出して、明日への希望をつないだ歌。
歌は世につれと申しますから、今の時代ならではの希望をつないでいきたいものですね。

希望を発信する拡声器の隣では、なにやら電信柱さんがかしこまっています。
ここは夕焼け薪能、狂言の舞台です。
拡声器主人と電信太郎冠者のやりとりが山場を迎えているようです。

 かしっこまってこざる!
おととい、日本舞踊の型を堪能しました。
それゆえに、風景に型を見立ててみましたが、本当は、山並みの夕焼けだけ撮りたい青葉でありました。

実はもっと広角で撮りますとさらに素晴らしい夕焼けさんなのですが、そうすると左に高圧電線が邪魔に。
それを避けるべくアップにしても、この舞台のお二人が最後まで頑張っています。
夕焼けはどんどん逃げていきますから、大急ぎで一枚ゲット。

 しかし、電線さんも頑張ってますから、お邪魔扱いするのは申し訳ないですね。
お陰さまで、こうして電気が使えて、ブログも出来、感謝です。
そういえば最近、電線に関して面白い話を聞きました。

諸外国の電線というものは、公共財として誰でも使えるのが常識とか。
天下の公道と同様、天下の電線は誰もが利用できるというのが常識だったとは、恥ずかしながら初認識。
先日の記事で、電力提供ボランティア不発の話をしましたのは、そういう理由のようです。

 こういう良い情報は、まことにありがたく、夢の続きを予感します。
この電線さんが自由に多様に活用されますと、天下の可能性が豊かになりそうです。
明日があるさと、も一つおまけに九ちゃんの歌思い出しまして、明日があるさとやまです。

 道路に花を植えるように、枯れ電線にも花を咲かせたいこれからの日本。
名優の以心伝心柱さんたちとともに。
日はまた昇る、草むらの朝露が有難い笠間の里であります。

一段と良さそうでござる!



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