ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

長文ですが白河石の近況です

2016-11-11 08:42:37 | 石の仕事誌
 こちらは、福島県の白河石の採掘場ですが。



おりおり伺っておりますが、ここは本当に良い所です。
さすがに東北、紅葉も早いようですが。



日の短い時節となり。
昔ながらの界隈では、皆様は巨石さんへの対応に専念されておりました。



こんなふうに、古城さんの石垣修復の材料を、次々に。
一方ブログ主のほうは、背後に見えるような、ほどほどの大きさの調達が目的。



されど今回は、現場の空気につられてか。
割石関係も少々積み込み。
お陰様で、納得の仕入れとなりました。



さて、昼近くには、社長さん直々にご案内頂きました。



メンバーは、石山の山頂付近へ。



こちらは戦後に、機械が導入されて以来の石切りエリア。



現在もこんなふうに。
フル稼働で、切り出しが行われております。



ディテールは、こんな感じです。
膨大な火山灰さんが、多様な噴出物もろともに。
積み重なって重なり、地球史の景色となって、そのままに伝わってまいります。



時には、こんなふうに。
異色のスポットとして、除外されることもありますが。
それも歴史の一コマと、プラスに評価するのが日本のお庭の心です。



いずれにしても、一つのもれなく。
長い長い営みの果実を、頂きながら働かせて頂いているわけです。



働いている道具の皆様も。
どろどろの地球さんから生まれた、有り難い鉄さんを。
人間さんがまたどろどろにして、心を込めて刃先を鍛えたという。



その過程におきましては、常に。
お天道様に育てられた背景の森さんも、薪炭を供給してサポートされました。



その有り難さを、キミタチも是非、ご記憶されますようにと。



今日も白河の岩戸さんを開くべく。
既にここで六十余年を経て、今もなお。
石を割り続けている老オヤカタさんのお話も、有り難く伺いました。



いわゆる白河の黒を産するお山は、今はここだけ。
都内では、有明コロシアムさんや、新橋駅さんが知られるところでございますが。
ブログ主も折々、軟石ならではの柔らかさや温かさを、折々伝えてまいります。
【白河石関連のお知らせと感謝・茨城デザインセレクション】
このほど本年度の結果発表があり、水戸市大塚町・美容室東風さんが選定されました。
ブログ主は外部を担当させて頂きましたが、この白河石がメインの構成です(➡関連記事)。
※主催者pdfはこちら➡デザインセレクション部門~選定・空間デザイン部門・東風~kochi~
お世話になった皆様に、心より御礼申し上げます。
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