ヘブル人への手紙4:1−13
今の時代は、「安息」とか「平安」ということばが、ほど遠くなっているようです。この箇所では「神の安息に入る」というテーマが取り上げられています。
1, 神の安息に入るための約束はまだ残っている(1節)
(1) 神を信じる者に与えられる霊的な意味での神の安息、平安です。(3節)
(2) かつてイスラエルの人たちに与えられた約束の地カナン。(4,8節)エジプトを出て荒野をさまよったイスラエル人にとって、約束の地に入ることは神の安息に入ること。
(3) 神が天地創造のわざを成し終えて入られた安息です。(4節)
この手紙を受け取った人たちは、脱落と後退の危機にあったが、安息を与えるという神の約束は、変わることなく生きていると語っています。
2, 前に福音を説き聞かされた人々は、不従順のゆえに入れなかった(6節)
・ここでは、カデシュ・バルネアでの出来事(民数記13:17-33)から、神に対する不信仰がどういう結果を生むかを思い起こし、昔のイスラエルの人たちと同じようにならないようにと警告しています。
3, しかし、今でも神の安息に入れる (9節)
・神は天地創造の7日目に、創造のわざを完了して休まれました。神の安息は現在に至るまで継続しています。神の呼びかけに答え、信仰を持って神に応答すれば、この安息にあずかることができるのです。
4, 神の永遠の安息の約束(11節)
・ヨシュアに率いられてカナンに入った人々は、主から安息を賜ったが(ヨシュア23:1)、
まだ神の安息の約束は完全に成就していなせん。
・約束の地カナンは、神の永遠の安息のひな型として、その約束は今も有効なのだから
「私たちは、この安息に入るよう力を尽くして努め、あの不従順の例にならって落後する者が、ひとりもいないようにしようではありませんか。」と励ましています。
5, みことばの力 (12,13節)
・神のことばである聖書は、単に書かれた文字ではなく、生きた力があります。私たちを変える力があります。神のことばは、魂と霊の分かれ目を刺し通す力があります。みことばが解き明かされると、神のみこころを知るようになります。自分は、神の前で何一つ隠せるものはないことを知ります。心の奥底まで知られる神は、みことばによって私たちの心を探り、何が良いことで完全なものであるかを示してくださるのです。
「神の安息に入る」
鈴川キリスト教会牧師
川崎 廣
今の時代は、「安息」とか「平安」ということばが、ほど遠くなっているようです。この箇所では「神の安息に入る」というテーマが取り上げられています。
1, 神の安息に入るための約束はまだ残っている(1節)
(1) 神を信じる者に与えられる霊的な意味での神の安息、平安です。(3節)
(2) かつてイスラエルの人たちに与えられた約束の地カナン。(4,8節)エジプトを出て荒野をさまよったイスラエル人にとって、約束の地に入ることは神の安息に入ること。
(3) 神が天地創造のわざを成し終えて入られた安息です。(4節)
この手紙を受け取った人たちは、脱落と後退の危機にあったが、安息を与えるという神の約束は、変わることなく生きていると語っています。
2, 前に福音を説き聞かされた人々は、不従順のゆえに入れなかった(6節)
・ここでは、カデシュ・バルネアでの出来事(民数記13:17-33)から、神に対する不信仰がどういう結果を生むかを思い起こし、昔のイスラエルの人たちと同じようにならないようにと警告しています。
3, しかし、今でも神の安息に入れる (9節)
・神は天地創造の7日目に、創造のわざを完了して休まれました。神の安息は現在に至るまで継続しています。神の呼びかけに答え、信仰を持って神に応答すれば、この安息にあずかることができるのです。
4, 神の永遠の安息の約束(11節)
・ヨシュアに率いられてカナンに入った人々は、主から安息を賜ったが(ヨシュア23:1)、
まだ神の安息の約束は完全に成就していなせん。
・約束の地カナンは、神の永遠の安息のひな型として、その約束は今も有効なのだから
「私たちは、この安息に入るよう力を尽くして努め、あの不従順の例にならって落後する者が、ひとりもいないようにしようではありませんか。」と励ましています。
5, みことばの力 (12,13節)
・神のことばである聖書は、単に書かれた文字ではなく、生きた力があります。私たちを変える力があります。神のことばは、魂と霊の分かれ目を刺し通す力があります。みことばが解き明かされると、神のみこころを知るようになります。自分は、神の前で何一つ隠せるものはないことを知ります。心の奥底まで知られる神は、みことばによって私たちの心を探り、何が良いことで完全なものであるかを示してくださるのです。