未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




米下院議員、小惑星の衝突に備えた対策機関の設置を支持
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20050602302.html

小惑星が地球に衝突する確率がきわめて低いことは、ローラバッカー議員もシュワイカート氏も認めている。しかし、衝突が起こったときの影響の大きさを考えれば、やはり前もって備えておく必要があると、両氏は主張する。
ローラバッカー議員は「無駄なことではないと思う」と話す。「もし何かがロードアイランド州全体に相当する面積を破壊し、地球の生態系を崩壊させる可能性があるとしたら、われわれにとっては重要な問題だ」

「危機管理」と言う言葉が叫ばれて久しい。だが、まだまだ、実際に事故や事件が起きてから、後追いでの対策に追われているのが現状だ。その背景には「いったいどこまでの対策を準備しておけば充分なのか?」との問に対する、はっきりとした基準が存在しない。という事実がある。

「30年後に地球に衝突するかも知れない(多分、しないと思われている)隕石」への対策について、論議が行われている。「なんらかの対策が必要であろう」という論調には、依存のない者が多い。争点は「どこまで」「どれだけの金をかけて」やれば良いのか。という点である。今後、我々人類を脅かす恐れのある脅威に、際限はない。その全てに対策を立てることは不可能だ。


「おい、着陸してるぜっ!!カメラかなんか、持ってないか?」
「ケータイなら、ありますけど。」
「写真が撮れりゃ、なんでもいーんだよっ。こりゃ、凄いよ。」
「なんか、出てきましたね。」
「信じられんな。グレイタイプだよ。本当に、いたんだな。」

 ・・・

「今の、聞きました?」
「あぁ、『ワレワレハ、ウチュージンダ』って・・・」
「胸も叩いてましたね。どうします?」
「どぉ。って?」
「通報とかしなくて良いんですか?」
「110番でもしろって、ゆーのかよ。『あー、今、UFOが着陸してるんですけどもっ。中から宇宙人が出てきたんで、確かです。え゛っ?だって、自分でそう言ってるんですよ。いや、日本語ですよ、日本語。本当ですってばっ!』てな感じで、信じてくれるはず、ないだろっ。」
「何か、『専門的な機関』とかないんでしょうか。」
「日本政府は、危機管理がなってないからな。こんな場面を想定した対策なんかあるわけないだろうな。」
「そうですね。あるわけないですね。」

 ・・・

「また、やってますね。なんか、チラチラ見ながらやってませんか?」
「あれは多分、練習してるんだな。」
「練習って?」
「決まってんだろ。ファーストコンタクトの時の挨拶の練習だよ。きっと地球人に脅威を与えないように、一生懸命調べた奴がいるんだろ。」
「あー、なるほど。それで『ワレワレ』ですか。頭いいですね。今度は、何か出しましたよ。」

 ・・・

「木、消えましたね・・・」
「あぁ、岩も消えたな。『光線銃』ってやつだな。」
「本当に、あったんですねぇ。」
「今さら、驚くトコぢゃないだろ。」
「撃ちまくってますね。」
「あー、乱暴なやつだな。」
「ちょっと、ヤバくないですか?」
「かなり、ヤバいな。」
「ほんとうに、誰かに、知らせなくていーんですか?」
「仮に専門的な機関があったとても、この状況は想定していないだろうな。」
「想定しても、対策の立てようがないですよね。」

 ・・・

「離陸しましたね。『まだ、練習が不充分』とかで、母星に帰ってくれませんかね。」
「いや、あれは、東京方面だな。」

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