未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




東京湾で地震相次ぐ 羽田空港、一時滑走路閉鎖
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20050601/K2005060102520.html

1日午後8時44分ごろ、東京湾を震源とする地震があり、東京都大田区、横浜市緑区、川崎市川崎区で震度3、東京都千代田区、千葉県浦安市などで震度2を観測した。東京湾周辺では同7時6分、同7時40分ごろにも地震があり、東京都千代田区や川崎市中原区などで震度2の揺れが続いた。

関東大震災が1923年。安政東海地震が1854年。プレートの移動速度はほぼ一定であるので、次回の発生は1992年と予測される。既に13年超過している。

発生が遅れているのは、戦後に首都圏に建築された高層ビル群が原因である。その総重量が、プレートの反発力を押さえ込んでいるせいだ。

と、言う説がある。

私の説だ。

人口も増えたし、成人の平均体重も増えてるしね。

「そんなワケないだろう。」と、普通の人は思う。実は私もそうだ。となると、まだ発生していないのがおかしい。という結論になる。

「1週間以内に関東南部に巨大地震が発生する。」といった内容の発表がたまにある。大抵の人の反応はこうだ。「そんなワケないだろう。」「そんな『非科学的』な。」と。

ここに、一つの大きな危険が潜んでいる。

『非科学的』→「現実にはありえない」→「巨大地震など起こるはずがない。」

という思いこみに陥ってしまうことだ。『非科学的』なのは「1週間以内」というスパンで、地震の発生を予測するという点にあり、「いつか巨大地震が発生する」ということは、むしろ科学的には当たり前のことなのだ。

昔の人は「巨大なナマズが地中で暴れると地震が発生する」と考えていた。実際には、「地震の前兆を捕らえたナマズが、普段とは違う行動を取り、その後に地震が発生した。」という経験則が誤って伝わったものだという説がある。・・・もちろん私の説だが。

しかしながら、動物の異常な行動と地震との関連性との研究も、かなり科学的に行われている。
近い将来、巨大地震から身を守るため、人々が「ナマズ」を持ち歩く日が来るかもしれない。


「おまちどうさまです。」

注文していた「鍋焼きうどん」が出てくると、カウンターの隣に座っていた男がおもむろに、バックからプラスチック性の飼育容器を取り出し、「ふーふー」と息を吹きかけ始めた。

(これは、ヤバい。)

だが、好奇心には抗えず、私は意を決して男に尋ねてみた。

「何をなさっているんですか?」
「あっ、コレですか?『熱ものに懲りてナマズを吹く』という諺をご存知でしょうか。」

 ・・・

「いえ、ちょっと、知りませんが。」
「熱いものを食べる時には、慌てて食べてヒドい目に遭わないように、ナマズでも吹いて冷めるのを待ちなさい。と言う、先人の智恵ですな。」

 ・・・

「ドジョウのようですが?」
「生きたナマズは、なかなか手に入らないものですから。要は、慌てて食べてはいけないという趣向ですから、厳密にナマズでなくても良いのですよ。」

 ・・・

「であれば、何もそんな手間をかけなくとも、直接うどんを『ふーふー』すれば良いのでは?」
「『熱ものに懲りてうどんを吹く』では、後世に伝わるようなインパクトがありませんな。」

 ・・・

「ですが、ナマズやドジョウでは、実践に当って、インパクトあり過ぎだとは思いませんか?」
「そうでしょうか?」
「ええ。巨大地震なみに、魂が打ち震えましたよ。」

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