ワンダーウーマン、ベイビー・ドライバー、エイリアン:コヴェナント、ダンケルク、アウトレイジ最終章、ブレードランナー2049
しばらく休みがなかった。
いや、違うな。
土曜に現場から戻り、日曜の夜は別の現場で朝まで本稼働立ち合い。
丸一日休みだったのがいつだったのか、思い出せない。
休みがない状態は継続中だ。次の土曜日は夜から翌朝までのテストに駆り出されている。
月曜日の徹夜明け、流石に映画は無理だろうと思っていたのだが、昼食を摂り、電車で移動中に、それほど眠くないことに気付き、
「そう言えば、観たい映画が沢山あったはず。思い切って行くか。」
TOHOシネマズのサイトをチェックしたが、既に「ダンケルク」は小さなスクリーンでしか上映していない。
だったら、無理して、徹夜明けに行くこともないか。
一体世の中、今は何を演ってるんだ?
六本木ヒルズスクリーン7をチェックした。実写版「亜人」だ。
バカじゃねーのか?
恐らく東宝制作なのであろうが、それでも酷すぎる。
自分の中で、現時点でのアニメの最高傑作は「亜人」だ。
幸い「シドニアの騎士」でポリゴン・ピクチュアズの独特な動きを伴ったトゥーンレンダリングに慣れていたせいで、全く違和感なく楽しめた。
最初、亜人と化した主人公が逃げ回るだけの話かと思ったが、どんどんストーリーが展開して行く。
原作の力が半端ないうえに、映像がまた素晴らしい。
それを実写で2時間程度の枠で、少しでもそれっぽい作品になるはずがない。
それは「亜人風」の何かであって、いやいや、「亜人風」にすらなっていないに違いない。
なんでそんなもん作るのか。なんでそんなもん見ようと思うやつがいるのか。なんでそんなもん、見ようと思うやつがいると思うのか。なんでそんなもん、作ろうと思うやつがいるのか。なんでそんなもんにスクリーン7を明け渡すのか。なんで、なんで、なんで・・・???
バカじゃねーのか?
これ以上のダメージを受けるには、既に身も心も疲れ切っていたはずであったのだが、その一撃は、残った全てを虚無に陥れるのに十分であった。
映画くらいさ、自由に観たいよね。
鬼退治は当たらなかったとしても。
自分の観たい映画くらいさ、大きなスクリーンで観たいよね。
「羅生門」は予定すら立てられなかったけどね。
なんでそんな忙しい時期に、劇場で観たい映画を立て続けに演るかね。
たまに休みが取れた時とか、イマイチ観たい映画がないのにさ。
虚無感。
いや、虚無そのものか。
虚無虚無きょむキョムきょむキョムキョムキョム・・・
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