未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




最高の出来映えだ。



心の底から手放しで楽しめる。大絶賛!だ。

パラサイト』を観て、ピンと来なかった人に、是非観て欲しい。

韓国映画としては珍しく、TOHOシネマズ系列で全国展開された『パラサイト』。

あちこちのサイトで2019年の映画(韓国に関わらず)の上位にランク付けられている。

かなり期待して先行上映を観に行ったのだが、肩透かしを喰らった。

「なんか良く分からない。」
「消化不良。すっきりしない。」
「言いたいことは、解るんだけど。。。」
「韓国映画って、こんなもん?」

「そんなはず、ないよね。」と、観に行った『エクストリーム・ジョブ

やはり、そんなはずはなかった。

期待以上、いやいや大絶賛!だ。

「映画館への集客は大スクリーンでの映像体験だ」と、誰かがそう言っているのを鵜呑みにし、「どーだ!凄いだろう!」とでも言いたげな、やたら金のかかったCGテンコ盛りでありながら、内容的には全世代向けの可もなく不可もなく、劇場を出たら、いやいや、席を立った瞬間に何も残らないような映画ばかりがヒットするハリウッド映画に、いー加減飽きて来た人にこそ、お勧めだ。

韓国映画を全国展開するにあたって、選んだ一本が『パラサイト』。

正直、「カンヌでパルムードール」の一点のみで、全韓国映画の中から選択されているものとしか思えない。

それともTOHOシネマズでは、「カンヌのパルムドール」を毎年全国上映しているだけのことなのか。

一番の罰当たりは、これ一本しか見ない人が、「韓国映画って、最高峰がこんなもんなの?」と思ってしまうことだ。

『パラサイト』を上映するなら、ちゃんと『エクストリーム・ジョブ』も全国上映するべきである。

韓国映画の底力を、ちゃんと日本の視聴者に知らしめて欲しい。

とにかく、勢いのある韓国映画。その頂点と言っても過言ではない作品。

新年の幕開けに観るべき「ハレ」の一本だ。

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