生家の本棚にこんな冊子がありました。著者は未だに不明です。
この冊子に書かれた現場を訪ねています。
46.雉之尾古墳群
雉之尾は、唐子山々頂から海岸に向かった丘陵列の一つで、古国分にあり、海抜約50mであった。
昭和38年の発掘により、県下最古の前方後円墳が発見されたが、昭和40年の発掘により、県下唯一の前方後円墳であることが判明した。
この古墳は自然丘ではなく、大量の盛土で造られた造り古墳で、全長30.5m、副葬品は、銅鏡、鉄剣などで、石室はなく木棺直葬であった。
丘陵上には、20余基の古墳があったが、昭和35年頃からの土砂採取で次々と消失し、現在は丘陵そのものがなくなった。
附近からは、大量の鉄器、やりがんな、鉄鏃、鉄剣、刀子などが出土しているが、特に短甲と6本の釣り針が注目される。
〈筆者:結局決め手が無くて場所が特定できませんが、唐子山の麓のこの辺です。・・・多分〉